【スーパーGT】鈴鹿1000km練習走行:#100 RAYBRIG NSX-GTが首位
第6戦鈴鹿1000kmの練習走行が行われ、#100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/伊沢拓也)がトップタイムをマークした。

スーパーGT第6戦鈴鹿1000kmの練習走行は、#100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/伊沢拓也)がトップタイムをマーク。GT300クラスは#65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹/蒲生尚弥)が首位となった。
鈴鹿サーキットは気温23度、路面温度27度。朝に降った雨によりウェットコンディションでセッションがスタートしたが、雨は降りやんでおり、路面は徐々に乾いていった。
スリックタイヤでの走行が可能になるまで、ドライバー交代やピット作業の練習を行うチームも多く、#19 WedsSport ADVAN LC500の第3ドライバーとしてスポット参戦している小林可夢偉も、セッション開始17分過ぎからマシンに乗り込み走行を行った。
#16 MOTUL MUGEN NSX-GTの第3ドライバーとして参戦しているジェンソン・バトンは、セッション開始35分ごろから走行を開始。4周ほど走行したのち、シートを武藤英紀に譲った。
徐々にスリックタイヤでの走行が始まっていき、セッション開始から1時間を前に#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(佐々木大樹)が最初に1分49秒台のタイムを出した。これを武藤の#16 MOTUL MUGEN NSX-GTが0.522秒上回り、1分49秒284をマークした。
セッションが1時間を経過した直後、GT300クラスの#35 ARTO 86 MC 101(ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ/ナタポン・ホートンカム)が2コーナー出口でクラッシュ。セッションは赤旗が掲示され中断となった。
この時点で、GT500クラスは#16 MOTUL MUGEN NSX-GT、#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rに、#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rが続いた。
GT300クラスは#33 D’station Porscheが2分00秒124でトップ。#3 B-MAX NDDP GT-Rが2番手、#2 シンティアム・アップル・ロータスが3番手となった。
セッションが再開されると、残された走行時間は占有走行を含めて25分弱。多くのマシンがドライでの走行を重ねようと、コース上に出て行った。
GT300は65号車LEONがトップ
GT300クラスの占有走行がスタートすると、ウェイトハンデマックスの100kgを積んでいるポイントリーダー、#4 グッドスマイル 初音ミク AMGが2番手に浮上。ランキング2位につけている#25 VivaC 86 MCもそれに負けじと、山下健太のドライブでタイムアップし、4号車を上回り2番手につけた。
10番手だった#61 SUBARU BRZ R&D SPORTにはトラブルが発生。ヘアピン外側のグラベルを走り、マシンを止めてしまった。
#33 D’station Porscheは、トップタイムをさらに更新し最初に2分を切るタイムをマーク。1分59秒400としたが、最終的には#65 LEON CVSTOS AMGが記録した1分59秒357がGT300クラスのトップタイムとなった。
25号車は4番手、4号車は5番手で走行終了。#51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3が3番手となっている。
GT500は#100 RAYBRIG NSX-GTが首位
GT500クラスの占有走行がスタートすると、#16 MOTUL MUGEN NSX-GTにはジェンソン・バトンが乗り込んだ。彼の最初のアタックラップは1分50秒097だった。
この占有走行でタイムを上げてきたのは、GT-R勢。#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R(千代勝正)が1分48秒678でトップに浮上すると、それを1000分の1秒差で#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(佐々木大樹)が上回った。
しかし、それをさらに0.117秒上回った#100 RAYBRIG NSX-GTの山本尚貴が、このセッションのトップとなった。
レクサス勢の最上位は84kgのウェイトを積んでいる#37 KeePer TOM’S LC500で7番手。他のレクサス勢と比べても上位につけている。
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スーパーGT第6戦鈴鹿1000km 練習走行 タイム結果(GT500)
1. #100 RAYBRIG NSX-GT/1'48.560
2. #24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R/1'48.677
3. #46 S Road CRAFTSPORTS GT-R/1'48.678
4. #17 KEIHIN NSX-GT/1'49.203
5. #16 MOTUL MUGEN NSX-GT/1'49.284
6. #12 カルソニック IMPUL GT-R/1'49.463
7. #37 KeePer TOM'S LC500/1'49.711
8. #8 ARTA NSX-GT/1'49.782
9. #64 Epson Modulo NSX-GT/1'49.819
10. #6 WAKO’S 4CR LC500/1'49.839
11. #23 MOTUL AUTECH GT-R/1'50.025
12. #1 DENSO KOBELCO SARD LC500/1'50.237
13. #38 ZENT CERUMO LC500/1'50.544
14. #36 au TOM’S LC500/1'50.650
15. #19 WedsSport ADVAN LC500/1'50.849
この記事について
シリーズ | スーパーGT |
イベント | Rd.6 鈴鹿1000km |
ロケーション | 鈴鹿サーキット |
執筆者 | 松本 和己 |