【スーパーGT】山本尚貴、2戦連続SCに泣く「僕たちのレースだった」

スーパーGT第4戦SUGO戦。レース序盤、首位を独走した#100 RAYBRIG NSX-GTは、SCタイミングに祟られ9位に終わった。

 スポーツランドSUGOで行われたスーパGT第4戦。天候に振り回される展開となったレースの中で、序盤から後続を引き離す快走をみせていた#100 RAYBRIG NSX-GTだったが、前回のオートポリスに続いて、またしてもセーフティカーに泣く結果となってしまった。

2番手からスタートした#100RAYBRIG NSX-GTは、山本尚貴が前半スティントを担当。2周目に#8ARTA NSX-GTをパスしトップに浮上し、直後に1回目のセーフティカー導入があったものの、レースウィーク前からウエットコンディションには自信をみせており、レース再開後は後続を圧倒する速さをみせた。

 一時は後続に15秒以上のリードを築き、今回こそ優勝なるかと思われたが、前回のオートポリス同様に再び出動した”セーフティカー”によって、展開が大きく変わることとなった。

 41周目に#24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-Rが最終コーナーでクラッシュし2回目のセーフティーカー導入。この解除後に後続の数台がピットインするが、山本はトップを走っていたこともありステイアウトを選択。実は、この後もレース後半までピットストップせずにウエットタイヤで引っ張るつもりでいたという。

「2回目のセーフティカーが入ったタイミングでは、トップを走っていたのもあって、ピットインするにはリスクが多かったです。あと天候や路面状況も微妙だったので、できれば可能な限り引っ張って、確実にスリックタイヤでいけるという路面になって伊沢選手にバトンをつなぐ予定でした」

 今回はレース序盤から雨が降ったり止んだりと微妙なコンディション。気温や路面温度も通常の真夏のレースから比べると低い状況だった。さらに、全体的に路面が乾きつつある中でも、ところどころでウエットパッチを含め、濡れている箇所があったことから、スリックタイヤに交換するのは、まだリスクがあるとチームも含め判断をしていたのだ。

 その上また雨が降ってくる可能性もあった。もしその雨がスリックに交換した直後だったら……再びウエットタイヤに戻さねばならず、これも大きなタイムロスになる。そういった点も含めてのステイアウトという決断だった。

 しかし、レース再開から2周をしたところでまたもセーフティカー出動。#100 RAYBRIG NSX-GTの作戦が裏目に出てしまった。

「レース再開の直後に、すぐまたセーフティカーが入ってしまいました。ピットストップをしたライバルたちも、その間(SC導入中)にタイヤを温められたので、そこで勝負が決まってしまいました」

 自分たちのミスでもなく、ただただ不運としか言えないレース展開。伊沢に交代してスリックタイヤに交換するものの、タイヤのウォームアップが完了しているライバルとの差も出てしまい、9位まで後退する結果となってしまった。

「中盤まで完全に自分たちのレースがでした……悔しいですが、仕方ありません」

 山本はそう複雑な心境を語った。

「オートポリスといい、今回といい、ツキがなかったです。速いだけじゃレースで結果は残せないということを痛感させられました。でも、これで腐ることなく、今の速さをキープしつつ、もっと上を目指して努力しないといけないです」

「次の富士と鈴鹿では、この速さに加えて、運も引き寄せられるように頑張ります」

取材・執筆/吉田知弘

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この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 Round4 Sugo
サブイベント 日曜日
サーキット スポーツランドSUGO
ドライバー 山本 尚貴 , 伊沢 拓也
チーム チーム・クニミツ
記事タイプ 速報ニュース