【スーパーGT】第5戦富士:ホンダ待望の今季初V! ARTA、4年ぶり優勝

2017年のスーパーGT第5戦の決勝が富士スピードウェイで行われ、#8ARTA NSX-GT(野尻智紀/小林崇志)が4年ぶりに優勝を飾った。

 気温29度、路面温度36度と、昨日を上回る暑さとなった富士スピードウェイ。今回は66周の300kmレースでバトルが繰り広げられた。

 スタートでは2番手の#23MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)が1コーナーで詰め寄っていくが、#8ARTA NSX-GT(野尻智紀)がしっかりポジションを抑えトップを死守。徐々に後続を引き離し、5周目のところで2.8秒のリードを築いていく。

 3番手以下は#36au TOM’S LC500(ジェームス・ロシター)を先頭にして集団に。GT300との混走が始まると、各所でバトルが勃発する。その中でも光る走りを見せたのが、#19WedsSport ADVAN LC500(関口雄飛)が11周目にはポジションを5つ上げ9番手に浮上。また6番手スタートの#38ZENT CERUMO LC500(立川祐路)が4番手まで上がってきた。

 トップを快走するは野尻は、最初のGT300混走の集団を切り抜けると12周目に1分31秒851でファステストラップを記録。15周を終えて、2番手以下に対して7秒の大差をつけた。

 レース3分の1に差し掛かる21周目になると2番手争いが白熱。GT300との混走を使って#36au TOM’S LC500が#23MOTUL AUTECH GT-Rに接近。最終コーナーからメインストレートで並びかけるが、日産勢の2基目のエンジンがいいのか最高速の伸び、1コーナーでのブレーキング勝負でポジションを死守する。

 その後方で#38ZENT CERUMO LC500(立川祐路)のペースがよく、24周目1コーナーで#24フォーラムエンジニアリングADVAN GT-Rをパスすると、27周目の1コーナーで#36au TOM’S LC500もオーバーテイクし、3番手に浮上した。

 #36au TOM’S LC500は28周を終えたところでピットイン。その前に走っていた#17KEIHIN NSX-GT(塚越広大)と接近戦のバトルになる。予選4番手から上位を目指したかった#17KEIHIN NSX-GTだが、32周目の最終コーナーでGT300車両と接触。右リアサスペンションにダメージが及びリタイアとなってしまった。

 この前後に、各車が続々とピットインし、34周を迎える頃には全車がドライバー交代を終える。トップは変わらず#8ARTA NSX-GT、2番手に#23MOTUL AUTECH GT-R、3番手に#38ZENT CERUMO LC500がつける展開。

 さらに#36au TOM’S LC500、#37Keeper TOM’S LC500も4・5番手につけ、結局はレクサスLC500勢が強さを見せ上位に上がってきた。

 前半で10秒以上のアドバンテージを築いた#8ARTA NSX-GTだったが、後半になってペースが伸び悩み、#23MOTUL AUTECH GT-R、#38ZENT CERUMO LC500に接近される。サーキット上空に雲が出てきた影響で気温と路面温度が下がっていき、このコンディションが災いしたかと思われたが、少しずつペースを取り戻し終盤を迎えていく。

 後方では、予選で下位に沈んだ#100RAYBRIG NSX-GTがペース良く走行。後半の混戦で1台ずつパスしていき、9番手に浮上した。また#19WedsSport LC500も7番手に浮上している。

 その一方でトラブル車両も相次ぎ、#16MOTUL MUGEN NSX-GTはGT300との接触があり45周目にガレージイン。#24フォーラムエンジニアリングADVAN GT-Rもスロー走行となってしまい、52周を終えたところでピットに戻った。

 残り15周を切ると、2番手争いがまたしても白熱。#23MOTUL AUTECH GT-R(松田次生)に、#38ZENT CERUMO LC500(石浦宏明)が接近。石浦は何度もメインストレートで仕掛けるが、ストレートの伸びでは#23MOTUL AUTECH GT-Rが有利。それでも、タイヤが厳しくなってきているようで、松田はマシンをスライドさせながらポジションをキープする展開となった。

 トップを快走していた#8ARTA NSX-GTだが、残り5周のトヨペット100Rコーナーでバックマーカーを抜こうとした際にラインを外して挙動を乱し、あわやスピンというシーンがあったが、なんとか体勢を立て直す。しかし、ピックアップもあってか再びペースが伸び悩み、残り2周で2.4秒差に。GT300車両も多数いるなかで、小林は冷静に一つ一つのコーナーを冷静にまわっていき、フィニッシュ。2013年第4戦SUGO以来となる4年ぶりの優勝を飾った。2位には#23MOTUL AUTECH GT-R、3位には#38ZENT CERUMO LC500が続いた。

 またGT300では#55 ARTA M6 GT3が優勝し、ARTAが4年ぶりにGT500・GT300の両クラスを制覇した。

取材・執筆/吉田知弘

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スーパーGT第5戦富士 GT500クラス決勝暫定結果
1. #8 ARTA NSX-GT
2. #23 MOTUL AUTECH GT-R/+1.530s
3. #38 ZENT CERUMO LC500/+2.203s
4. #36 au TOM’S LC500/+13.300s
5. #12 カルソニック IMPUL GT-R/+14.938s
6. #37 KeePer TOM'S LC500/+15.244s
7. #19 WedsSport ADVAN LC500/+19.525s
8. #100 RAYBRIG NSX-GT/+19.603s
9. #6 WAKO’S 4CR LC500/+19.666s
10. #1 DENSO KOBELCO SARD LC500/+22.480s
11. #46 S Road CRAFTSPORTS GT-R/+58.928s
12. #64 Epson Modulo NSX-GT/+1'04.652s
13. #24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R/+14laps
14. #16 MOTUL MUGEN NSX-GT/+21laps
15. #17 KEIHIN NSX-GT/+36laps

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この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 Round5 Fuji
サーキット 富士スピードウェイ
記事タイプ 速報ニュース