【スーパーGT】SUGO決勝GT500:”運”も味方に。最終周バトル制し、王者SARD今季初優勝

スーパーGT第4戦SUGO戦の決勝が行われ、GT500クラスは#1 DENSO KOBELCO SARD LC500が優勝した。

 スーパーGT第4戦SUGO戦の決勝レースが行われ、GT500クラスは昨年王者の#1 DENSO KOBELCO SARD LC500が優勝を果たした。

 直前の20分ウォームアップではウエットコンディションだったSUGO。しかし徐々に路面も乾き始め、スタート15分前の段階では、GT500のほぼ全車がスリックタイヤを装着していた。しかし、開始10分前になって雨が再び降り始め、多くのマシンがウエットタイヤに交換。それでも#19WedsSport ADVAN LC500、#24フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R、#12カルソニックGT-R、#38ZENT CERUMO LC500の4台は、スリックタイヤのままレースをスタートすることを選択した。

 スタート時点になると、路面コンディションは完全にウエット。#19WedsSport ADVAN LC500(関口雄飛)は1コーナーを曲がりきれずコースオフ。他のスリックタイヤ勢もペースが上がらず、後方に沈んでいった。

レース前半、NSXがSUGOを席巻

 上位争いはNSX同士の戦いとなり、トップ5をホンダNSXが独占。オープニングラップから激しいバトルを展開した。ポールポジションスタートの#8 ARTA NSX-GTがレースをリードしていくが、#17KEIHIN NSX-GTのリアカウルがメインストレートで脱落。ピットインを余儀なくされリタイアとなってしまった。

 2周目には#100RAYBRIG NSX-GTがトップに浮上。#16MOTUL MUGEN NSX-GTも#8 ARTA NSX-GTを抜いて2番手に上がった。その直後の6周目にGT300クラスでクラッシュが発生し、セーフティカーが出動した。

 11周目にレースが再開されると、雨が降ったり止んだりと微妙なコンディション。その中で#100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴)が好ペースで周回を重ね、後続に対して15秒近いリードを築く。一方、後方では#1 DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン)がペースを上げ3番手に上がると、2番手に浮上していた#64 EPSON Modulo NSX-GTに迫った。

 #100 RAYBRIG NSX-GTが有利な状況だったが中盤に入って一気にレースが動く。41周目の最終コーナーで#24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)がクラッシュしセーフティカーが導入。山本は前回のオートポリスに続いて、またしてもそれまでに築いたリードがなくなるという不運に見舞われた。

 47周目にレースが再開されると#6 WAKO’S LC500、#37 Keeper TOM’S LC500、#8 ARTA NSX-GTらが続々とピットイン。トップを走る#100 RAYBRIG NSX-GTと#64 EPSON Modulo NSX-GTは、ピットに入らず再びリードを築くべく、周回を重ねていく。

 ところが直後にGT300クラスの#48 植毛GT-Rが最終コーナーでクラッシュ。これで再びセーフティカーが入ることになってしまう。

最高のピットタイミング。昨年王者が首位に浮上

 すでにピットインを終えたマシンのうち、#6 WAKO'S 4CR LC500以下を周回遅れにしていた#100 RAYBRIG NSX-GT。しかし、#1DENSO KOBELCO SARD LC500と#46S Road CRAFTSPORTS GT-Rはピットストップを済ませているにもかかわらず同一周回だった。さらにセーフティカーはトップのすぐ前につけてペースをコントロールするため、すでにタイヤ交換とドライバー交代を終えているにもかかわらず、この2台は首位の”すぐ”後ろにつくことができた。

 53周目のレース再開と同時に、上位ながらもピットストップを終えていない#100 RAYBRIG NSX-GTらが一斉にピットイン。これで#1 DENSO KOBELCO SARD LC500が首位、僅差の2番手に#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rが立つこととなった。

 今季ここまでチャンスがありながらも、不運が続いた#1 DENSO KOBELCO SARD LC500。平手晃平が力強い走りを見せトップを死守するが、#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rの本山哲も、優勝をかけ懸命にプッシュ。一度は6秒以上に開いた差も、残り10周を切って再び1秒以内の接近戦となった。

 じわじわと近づいた本山は、ファイナルラップに入るところで横に並びかけるが、平手も必死でブロック。順位が入れ替わらないままコース後半へ行く。ところが、最後の最後になってまたも雨が降り始め、スリックタイヤを履いていた両車はSPコーナーでコースオフ。2台が接触するシーンもあったが、平手がトップを守りきり、見事今季初のトップチェッカーをうけた。

 2番手には#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rが入った。レース後、平手と本山は、バトルを讃え合うと共に、最終ラップの接触詫び合うようにがっちりと握手を交わした。

取材・執筆/吉田知弘

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■スーパーGT 第4戦SUGO決勝 GT500結果
1. #1 DENSO KOBELCO SARD LC500/81Laps
2. #46 S Road CRAFTSPORTS GT-R/+1'022
3. #6 WAKO'S 4CR LC500/+1Lap
4. #23 MOTUL AUTECH GT-R/+1Lap
5. #8 ARTA NSX-GT/+1Lap
6. #16 MOTUL MUGEN NSX-GT/+1Lap
7. #36 au TOM'S LC500/+1Lap
8. #64 Epson Modulo NSX-GT/+1Lap
9. #100 RAYBRIG NSX-GT/+2Laps
10. #37 KeePer TOM'S LC500/+2Laps
11. #12 カルソニック IMPUL GT-R/+3Laps
12. #19 WedsSport ADVAN LC500/+4Laps
13. #38 ZENT CERUMO LC500/+5Laps
14. #24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R/DNF
15. #17 KEIHIN NSX-GT/DNF

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この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 Round4 Sugo
サブイベント 日曜日
サーキット スポーツランドSUGO
記事タイプ 速報ニュース