【スーパーGT】VivaCに逆転の策あり? 土屋監督「いろんなプラン用意」

第2戦富士500kmレース、予選8番手の#25 VivaC 86 MCは、昨年同様逆転に向け様々な戦略を準備し、万全の体制で決勝に臨む。

 富士スピードウェイで行われるスーパーGT第2戦富士。GT300クラスの昨年王者である#25VivaC 86 MC(松井孝允/近藤翼)は予選8番手。開幕戦と比べると後方に下がってしまったが、昨年同様に様々な戦略を考えているようだ。

 オーナーとしてチームを率いている土屋武士が昨年いっぱいで第一線を退き、今年は監督兼エンジニアを務めることに。ドライバーは松井孝允と山下健太のコンビなのだが、今回はWECに参戦する国本雄資の代役として、山下が#19WedsSport ADVAN LC500からエントリー。その山下の代役としてポルシェ・カレラカップ・ジャパンで活躍している近藤がチームに加わることになった。

 Q1は松井が担当し、順当にQ2進出を果たすと、近藤もQ2で負けじとタイムを記録。それでも、ここ富士はFIA-GT3勢が一発の速さでは有利で、最終的に8番手となった。

 Q2アタックといういきなりの大役を終えた近藤は「チャンピオンチームからの参戦なのでプレッシャーはありましたけど、いざ乗ってしまうと忘れて走りに集中できました。初めてのアタックで力が入っちゃいましたし、うまくタイヤを使えなかったり、周りとの位置関係でうまくアタックができなかったんですが、とにかく無事に終われて良かったです」と、ホッとした部分もありつつ、やや緊張気味の様子でもあった。

 今回の決勝は通常より長い500kmレースで、途中は2回のピットストップが必要となる。昨年もタイヤ無交換作戦など、戦略面で逆転劇をみせてくれた#25VivaC 86 MC。今回も何か企んでいるようだ。

 これについて監督兼エンジニアの土屋に聞いてみると、もちろん戦略の詳細は教えてくれなかったが、しっかりとした準備ができているとのこと。

「とにかく普通にいくだけです。いろんなプランを用意していますし、あとはレースをスタートして、様子をみながら、どのプランに当てはめればいいかを考えていかなければいけないです。瞬時の判断なので、それが出来るような準備はしっかりできています。その辺は自分が乗ってない分、もっとたくさん考えられるかなと思います」

 昨年も土屋は常々話していたが、決勝での戦略面などは、瞬時の判断が重要。それに対応できうるだけの事前準備がしっかりできているか否かの差だという。そして今回は、マシンのセットアップも含め万全の状態で仕上がっているそうだ。

「単純に、準備をしているかしていないかの違いだけなので、その時に一番効率の良いプランに切り替えて、その判断が正しいかどうかというだけ。今回もその準備はしっかりできています」

「よく戦略家だ策士だと言われますが、普通のことを普通にしているだけ。用意しているものが他よりも多ければいいですし、その準備も今回は整っています」

「今週は非常に理想に近い準備ができていますし、普段と違って落ち着いた感じできています。セットアップもうまく行っていて孝允から何も必要ないです、と言われているので、あとはガソリン積んでいくだけ。そういう状態まで持ってこれています。決勝は逆転できる流れになってくれればいいなと思っています」

 またエースドライバーとなった松井も決勝に向けては自信をみせていた。

「昨年もスタート直後に20番手近くまで落ちて、そこから上がっているので、予選結果が良いことに越したことはないですが、そこまで重要というわけでもないです。ここの500kmは戦い方が変わってくるので、そういった意味ではJAF-GT勢、MC勢もチャンスがあるのかなと思います」

「昨年と同じ作戦でいければいいんですけど、ちょっとまだ見えないところもあるので、あとはエンジニアの武士さんが考えてくれるので、僕らドライバーはその指示に従って走るだけなので、不安はないです。今回の決勝レースは、けっこう楽しみですね」

 取材・執筆/吉田知弘

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この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 Round2 Fuji
サーキット 富士スピードウェイ
記事タイプ 速報ニュース