タイGT300決勝レポート:51号車RC Fが今季2勝目。初音ミク総合首位浮上

スーパーGT第7戦がタイのブリーラム、チャーン・インターナショナル・サーキットで行われ、#51 JMS LMcorsa RC F GT3が優勝を果たした。

 2017年のスーパーGT第7戦タイの決勝。GT300クラスは#51JMS LMcorsa RC F(中山雄一/坪井翔)が今季2勝目を飾った。

 スタート前のグリッド上でスコールに見舞われ、各車ともタイヤ選択に悩まされることになった。突然の天候変化ということもありセーフティカー先導でレースは始まり、3周目から本格的にスタートが切られた。

 ポールポジションの#21Hitotsuyama Audi R8 LMSがレース序盤からリードを築いていく。そこに#51JMS LMcorsa RC F、#4グッドスマイル初音ミクAMGらが続く。一方、後方では数台のマシンがスリックタイヤを選択しギャンブルに出たが、序盤は予想以上に路面が濡れており、大きく後退していってしまった。

 #21Hitotsuyama Audi R8 LMSがトップのまま20周目を迎えるあたりから、各車が続々とピットイン。#51JMS LMcorsa RC Fがいち早く動き、18周を終えたところで作業を終えると、#21Hitotsuyama Audi R8 LMS、#4グッドスマイル初音ミクAMGと続けてピットに入りドライバー交代に加えスリックタイヤへの交換も完了する。

 24周目、上位を走行し表彰台圏内も狙える位置につけていた#61SUBARU BRZ R&D SPORTがトラブルでマシンストップし、リタイアを余儀なくされた。後方ではランキングトップにつけていた#65LEON CVSTOS AMGがピット作業違反でドライブスルーペナルティ。ポイント圏外に脱落してしまう。

 ウエットタイヤでスタートしたチームが早めにピットストップを終える中、序盤はスリックタイヤで我慢の走りを見せていた#33D’Station Porscheのスヴェン・ミューラーが見事なタイヤマネジメントをみせトップに浮上。15番手スタートから一気に首位争いに名乗りを上げた。

 その#33D’Station Porscheは40周目まで引っ張りピットイン。藤井誠暢に交代しピットアウトしたが、序盤にピットストップを終えていた2台が前へ。30周目に#21Hitotsuyama Audi R8 LMSを抜いていた#51JMS LMcorsa RC Fがトップに浮上する。#33D’Station Porscheは#4グッドスマイル初音ミクAMGにも抜かれ4番手に後退する。

 このまま後半はしばらく順位変動がなかったが、45周を終えたところで#21Hitotsuyama Audi R8 LMSが緊急ピットイン。トラブルでそのままガレージにマシンを入れてしまう。

 トップは#51JMS LMcorsa RC Fで変わらず、2番手に#4グッドスマイル初音ミクAMG、3番手に#33D’Station Porscheというオーダーになった。

 残り10周を切ると、3番手争いが白熱。#33D’Station Porscheの背後に#55ARTA M6 GT3(ショーン・ウォーキンショー)が接近。なかなかペースが上がらない藤井を残り9周の最終コーナーでパスしようとインに飛び込むが止まりきれずにオーバーラン。結局順位は変わらなかった。

 後方では様々な混乱があったが、#51JMS LMcorsa RC Fは最後までトップを死守。そのままチェッカーを受け、今季2勝目を飾った。#4グッドスマイル初音ミクAMGが2位に入り、3位は#33D’Station Porscheがポジションを守りきり今季2回目の表彰台を獲得した。

 このレースの結果、ランキングは#4グッドスマイル初音ミクAMGが65ポイントで首位に浮上。#51JMS LMcorsa RC Fが9ポイント差で2番手となった。#65LEON CVSTOS AMGは13ポイント差で最終戦での逆転タイトルにかけることになる。

取材・執筆/吉田知弘

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この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 Rd.7 タイ/ブリーラム
サブイベント 日曜日
サーキット チャーン・インターナショナル・サーキット
ドライバー 中山 雄一 , 坪井 翔
チーム INGING
記事タイプ 速報ニュース