バトン来季スーパーGT参戦の可能性は? ホンダ山本MS部長に訊く

来季スーパーGTフル参戦も視野に入れていると示唆しているジェンソン・バトン。その実現可能性について、ホンダの山本MS部長に訊いた。

 今年、スーパーGT第6戦鈴鹿1000kmにスポット参戦し注目を集めた2009年のF1ワールドチャンピオンであるジェンソン・バトン。来シーズンはスーパーGTにフル参戦をする方向で、話し合いを行っている最中だということが明らかになった。

 今年8月に行われた鈴鹿1000kmで#16 MOTUL MUGEN NSX-GTからスポット参戦し、初めてのスーパーGTとは思えないほどのパフォーマンスをみせ注目を集めたバトン。参戦以降もスーパーGTに非常に高い興味を示していると言われており、バトン本人も「来季の選択肢のひとつ」として、来季はフル参戦の可能性も匂わせるようなコメントもあった。

 実は鈴鹿1000kmが行われた週末、来年から新しく始まる鈴鹿10時間耐久レースの記者発表会で行われたトークセッションの中で、ホンダの山本雅史モータースポーツ部長が「今朝、ジェンソンに来年のことについて話をしようと言われた」というやりとりがあることを明かしていたが、その後の交渉状況についてはどうなっているのか?

 スーパーGT最終戦が行われたツインリンクもてぎを訪れた山本部長に、現在の状況を訊いてみると、このような答えが返ってきた。

「現時点で決まっていることは何もないですが、来季に向けて話し合いをしていることは否定しません」

「彼もGT500を思った以上に楽しいし、面白いと感じてくれていて、チャンピオンシップの争いをしてみたいと1000kmを終わった時に僕に言ってくれました。その後、来年に向けて1回話すチャンスが欲しいと連絡が来ました」

「今は現在進行系で進めている最中で、もちろん参戦するからには勝つためにどうするかというプロセスを考えているところ。お互いにちゃんと握れるところがあって、条件面で噛み合えば、来年彼がシリーズで参戦というのも実現するかもしれません。しかし現時点では契約もしていませんし、決まっているものは何もありません」

 そう、山本部長は現在の状況について語ってくれた。

 ただ、あくまでバトンはスーパーGTフル参戦は“選択肢のひとつ”であり、噂されているアメリカのIMSAや他のシリーズへの参戦という可能性も残っている模様。その中でもバトンはスーパーGTへのフル参戦を前向きに考えているようだが、参戦するからにはチャンピオンを狙う、優勝をするというのは絶対の目標になる。それを実現するために、どのチームやタイヤ、さらには2人が同じマシンで戦うため誰をパートナーにするのか。クリアしなければいけない課題はたくさんあるようだ。

「当然、彼も出るからには勝ちに行きたいわけで、どのような形にするのがベストなのかを探っているところです。これについては私一人で決められることではありません」

「話し合いをしていることは否定しませんが、現時点で決まっているものも何もありません」

取材・執筆/吉田知弘

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シリーズ スーパーGT , F1
ドライバー ジェンソン バトン
記事タイプ 速報ニュース