世界中から50台参戦目指す鈴鹿10h。タイヤはピレリワンメイクに決定

今年で最後を迎えている伝統の鈴鹿1000km。来年からスタートする”鈴鹿10h”の開催概要について、鈴鹿サーキットで記者発表会が行われた。

 1966年からスタートした鈴鹿1000kmレースは途中、開催中断やレース距離を短縮することもありながら、今年で46回目の開催を迎えた。すでに発表されている通り、鈴鹿1000kmは今年で一区切り。来年は「第47回サマーエンデュランス『鈴鹿10時間耐久レース』」が2018年8月23日~26日に開催され、新たなレースイベントとして生まれ変わる。

『鈴鹿10h』は、伝統の1000kmレースのコンセプトを継承しつつ、世界各国で活躍するGT300/GT3マシンが一堂に会する新たなGT世界統一戦として開催される。その開催概要についての記者発表会が8月25日(金)に鈴鹿サーキットで行われた。 

鈴鹿10時間耐久レース記者発表会
鈴鹿10時間耐久レース記者発表会

Photo by: Motorsport.com

 発表会には、鈴鹿サーキットを運営し、鈴鹿10hを主催する株式会社モビリティランドの取締役社長である山下晋社長や、スーパーGTを運営するGTアソシエイションの坂東正明代表、ブランパンGTシリーズなどを統括するSROモータースポーツグループのステファン・ラテルCEOが登壇した。

 山下社長は、1年後に迫った鈴鹿10hに向けて着々と準備が進んでおり、この日エントラントに参戦申し込み案内の配布を行ったことを明かした。

「昨年3月のモータースポーツファン感謝デーにて、鈴鹿10時間耐久レースの開催を発表させていただいてから5カ月、いよいよ鈴鹿10hの開催まで1年となりました。開催に向けて、モビリティランドは着実に準備を進めています」

「本日、GT300クラスのエントラントの皆さまに、参戦申し込みのご案内を配布させていただきました」

「関係するすべての皆さまのご協力をいただき、世界中から集まるマシンによる、フルグリッド50台の迫力をお客様に楽しんでいただけるように、準備を進めてまいりますので、ぜひご期待いただきたいと考えております」

 鈴鹿10hのコラボレーションパートナーである、GTAの坂東代表は「我々としては、2006年から鈴鹿の1000kmをスーパーGTの中のイベントとしてやってきました」と語った。

「今回でそれが幕を降ろすわけです。今後は世界標準と言われるFIA-GT3を中心として、JAF-GT勢を含めた、GT300と共にこの10時間レースができるということに対して、我々が元々行っているグローバル化に近い非常に良い形だということで、協力しながらやっていこうという態勢でやっています」

「規則の調整を含めて、我々はエントラントの皆さんに出ていただけるようにフォローをしながら、より多くの車両台数が参加していただけるように、努力をしていかなければならないと思います」

 SROのラテルCEOは「鈴鹿10時間レースまで1年となり、非常にワクワクしています」とコメント。世界中からの参戦の見通しについて、次のように述べた。

「SROは新たな試みに心から賛同し、GT3、GT300、ST-Xマシンが走るレースが大成功を収められるように、できる限りの協力を始めています」

「フルグリッドでの世界統一戦の実現に向けて、我々との長年の関係をもとに、海外のトップチームのエントリーを確信しています」

「鈴鹿10hが、インターコンチネンタルGTチャレンジの1戦に組み込まれることを発表しましたが、世界的なマニュファクチャラーがサポートするチームの参戦を促していきます」

「鈴鹿は、日本のスーパーGTチームと世界中のワールドクラスのチームが一堂に会す、統一戦の舞台にふさわしいと思います。来年、素晴らしいイベントが開幕することを今からとても楽しみにして今す」

 また、鈴鹿10hのワンメイクタイヤサプライヤーがピレリに決定したことを発表した。契約期間は2018年からの2年間。山下社長は、国内外のタイヤメーカーから積極的な提案があったことに感謝をしながら、その中で最も将来にかけての提案があったと判断されたピレリが、タイヤサプライヤーに決定されたのだという。

 登壇したピレリ・ モータースポーツビジネス担当取締役のエルネスト・ガルシア・ドミンゴ氏は「ピレリとしても素晴らしい機会が得られて光栄です。もちろん、信頼して選んでくださったことに対して、責任も大きいと感じています」と語った。

 鈴鹿10hを夏の一大フェスティバルにしたいと語った山下社長。サポートレースも含めて、まだこれから決まっていくことも多いが、その概要が少しずつ見えてきた。スーパーGTに参戦しているホンダ、トヨタ、日産としても盛り上げに協力したいとの姿勢を示しており、今後の展開から目が離せない。

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シリーズ スーパーGT
記事タイプ 速報ニュース