今季2勝目の平川亮、タイトル王手で最終戦へ「良いステップが踏めた」

第7戦タイ、完璧なレース運びで優勝した#37 KeePer TOM'S LC500の平川亮とニック・キャシディは、最終戦へ向けて自信をのぞかせた。

 タイ・ブリーラムで行われた2017年スーパーGT第7戦。GT500クラスで見事ポール・トゥ・ウィンを決めた#37 Keeper TOM’S LC500の平川亮とニック・キャシディは、タイトルに王手がかかった最終戦も優勝を狙いたいと語った。

 今年のタイラウンドは、予選・決勝ともに雨がらみの不安定な天候に。決勝もスタート30分前にスコールに見舞われたが、#37 Keeper TOM’S LC500は冷静に状況を見極めウエットタイヤを選択しスタート。前半はキャシディがしっかりとリードを築き、後半は平川がミスのない走りでトップを死守するという完璧なレース展開となった。

 レースを終えた平川は「最高の結果になりました」と安堵の表情をみせた。

 今回はウエットタイヤでスタートし、10周をすぎたタイミングでスリックタイヤへ交換していくという展開になったが、平川は自分たちのタイヤ交換のタイミングが勝敗を分ける鍵になったと語る。

「スタート前は本当にタイヤ選択に悩みましたけど、あの雨の中で、キャシディ選手がいいペースで走ってくれました。レースを決めたのはドライに変えたタイミングだったと思います。運も味方してくれて、いいタイミングで交換できました。アウトラップもすごくよくて、そこで差を広げることができました」

 レース中盤にキャシディからバトンを受け取った平川は、ミラーを見ずに自分のレースをすることに集中。それが最終的に後続を寄せ付けない走りにつながった。

「2回目のピット作業も非常に良くて、自分のアウトラップもうまくまとめられました。その後、全くミラーを見ずに常に前も見て、100%プッシュするほどではなかったですけど、ミスをしないように頑張りました」

 同じく今季2勝目となったニック・キャシディ。完璧なレース展開に“最高のレースだった”と語った。

「今日は本当に最高の1日となった。レクサス、ブリヂストンに感謝している。クルマも完璧だったし、チームも素晴らしいパフォーマンスしてくれた。自分のスーパーGTのレースの中で最高の1戦となった。ウエットでスタートしてから途中でドライに交換して、そこでうまくタイヤマネージメントをしながら、後ろに対していいギャップを作ることができた」と喜びを噛み締めていた。

 いよいよ次回は最終戦のもてぎ。ランキング2位の#6 WAKO’S 4CR LC500に6ポイント差をつけ、2位以内であれば無条件でチャンピオンが決定する。

 その決戦に向け平川は、「最終戦に向けて、良いステップを踏むことができました。最終戦はウェイトハンデがないので、今年の開幕戦みたいなレース(優勝)をしたいなと思います」とコメント。 

 キャシディも「今シーズンを通しても、平川選手はいいパフォーマンスを出してくれているし、リスペクトしている。きっと次のもてぎでも良いレースができると思うから楽しみだ」と、もてぎ戦にむけ自信を見せていた。

取材・執筆/吉田知弘

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この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 Rd.7 タイ/ブリーラム
サーキット チャーン・インターナショナル・サーキット
記事タイプ 速報ニュース