小林可夢偉、念願のSGTレギュラー参戦「新たな挑戦を心待ちにしている」
今季、LEXUS TEAM SARDからレギュラー参戦が決まった小林が、チームのリリースで今季に向けての意気込みを語った。

今シーズンよりスーパーGT500クラスにLEXUS TEAM SARDからレギュラー参戦が決まった小林可夢偉が、チームのリリースで今季に向けての意気込みを語った。
2月8日(木)にレクサス陣営のスーパーGT500クラスのドライバー体制が明らかとなり、これまでF1やWEC、スーパーフォーミュラなどで活躍してきた小林可夢偉が、いよいよスーパーGTにもレギュラー参戦をすることが決まった。
加入するのは、2016年にシリーズチャンピオンを獲得したLEXUS TEAM SARD。パートナーは、スーパーGT参戦は早くも4年目を迎えるヘイキ・コバライネンだ。元F1ドライバーコンビの誕生ということで、早くも大きな注目を集めている。
チームのプレスリリースで小林はコメントを発表。世界有数のトップカテゴリーでもあるスーパーGTへのレギュラー参戦が決まり、その思いをこのように語った。
「LEXUS TEAM SARDから今季SUPER GTのGT500クラスにLEXUS LC500で参戦する機会を頂き、本当に嬉しく思っています。世界でも有数のコンペティティブなトップカテゴリーであり、レギュラードライバーとしてこのSUPER GTに参戦したいと思っていました」
またコバライネンも、かつてF1で共に戦ったライバルでもあり、仲間でもある小林とのタッグを心待ちにしているようだ。
「今季も再びサードでSUPER GTを戦えることを光栄に感じている。新しいコンビとなるカムイさんとのコミュニケーションもうまく進んでいる。F1時代にライバル同士で競い合っていたし、これからのテストでより一層深いところまでお互いに理解できると感じているよ。すぐに慣れてお互いの力が最大限に発揮できるレベルに達するだろう」
昨年、LEXUS TEAM SARDは第4戦SUGOで優勝を飾り、その他のレースでも常に表彰台圏内でバトルをするパフォーマンスをみせたが、不運なアクシデントが続き、2年連続のタイトル獲得は叶わなかった。
そういった経験も踏まえ、コバライネンはシーズン中の取りこぼしをなくしていきたいという。
「今季は1つとして取りこぼせない接戦のシーズンになるだろうから開幕戦での仕上がりは重要となるだろうね。そこに向けてあと2ヶ月間、精一杯努力を続けていきたい。開幕戦で大勢のファンの前で走れることを今から楽しみにしているよ」
小林は、昨年の鈴鹿1000kmで#19WedsSport ADVAN LC500の第3ドライバーとしてスポット参戦したが、事前に走りこむことができず不本意な結果に終わってしまった。その分、今年は冬季テストを最大限有効活用して、開幕に備えたいと語った。
「これからのシーズンオフテストでしっかり走り込みを行い、今シーズンの早いうちに僕らのコンビがいかに強いかを証明する走りを披露できれば嬉しいですね!」
この記事について
シリーズ | スーパーGT |
執筆者 | Tomohiro Yoshita |