岡山公式テストを終えた小林可夢偉「クルマの改善が必要」
スーパーGT岡山公式テストを振り返った小林可夢偉は、さらなるマシンのレベルアップが必要だと語った。

今シーズンからスーパーGTにレギュラー参戦する小林可夢偉(#39 DENSO KOBELCO SARD LC500)は、岡山国際サーキットでの公式テストを振り返り、“まだまだ改善が必要”と語った。
2018シーズンは、スーパーGT500クラスにも挑戦することになった小林。所属チームはLEXUS TEAM SARDで、同じくF1経験のあるヘイキ・コバライネンと組む。
この週の小林は多忙を極めており、3月12日(月)のスーパーフォーミュラ公式テスト1日目を終えて、すぐにスペインへ移動しWECのテストに参加。日本時間の17日(土)朝に帰国し、そのまま岡山国際サーキットへ移動。その日の午後から#39 DENSO KOBELCO SARD LC500に乗り込み、2日目も午前のセッション3をメインに担当するなど、合計で100周以上走り込んだ。
昨年、スポット参戦した鈴鹿1000kmでは事前の走り込み不足がパフォーマンスに影響した部分もあったが、現在はGT500マシンにも慣れた様子。しかし、39号車のレベルアップが現状では必要だと語った。
「(GT500マシンに)慣れたは慣れたかなと思います。(乗り方も)何となく分かってきているんですけど、それに伴いクルマのバランスがあまり良くないので、『こういうふうに乗ればいいんだ』という、最後のレベルにはまだ行けていないです」
「僕は今回ロングランのテストの方が多かったですが……正直、新品タイヤでのアタックとかはやっていなくて、クルマのレベルがそこまで達していないです」
現状では、ベストなセッティングが見つかっていない状態だそうだが、3月24日・25日に富士スピードウェイで行われる2回目の公式テストでも引き続き様々なテストにトライをして、開幕に向けての準備を整えていきたいと語った。
「言い訳はしたくはないですが、遅いというのが事実なので、何とかしなきゃいけない。やるしかないです」
「(次回の富士公式テスト)セットアップの面で、もっと色々なことをトライしていきたいですね。(クルマに)慣れるという心配よりも、クルマのセットアップの方をしっかりやらなきゃいけないなという状態です」
「まずはクルマのレベルを上げて、その上で自分の経験も積んでいかないといけないと思っています」
この記事について
シリーズ | スーパーGT |
イベント | 第1回岡山公式テスト |
サブイベント | 2日目 |
ドライバー | 小林 可夢偉 |
執筆者 | Tomohiro Yoshita |