得意の富士を制したGT-Rと垣間見えたM6の潜在能力:スーパーGT富士GT300レースレポート

シェア
コメント
得意の富士を制したGT-Rと垣間見えたM6の潜在能力:スーパーGT富士GT300レースレポート
執筆: 田中健一
2016/05/04 22:02

富士スピードウェイで行われた、スーパーGT第2戦。GT300クラスを制したのは、#3 B-MAX NDDP GT-Rで、予選5番手からの逆転優勝だった。

表彰台(GT300クラス)
優勝ドライバー記者会見
Start action
#31 Apr Toyota Prius GT: Koki Saga, Yuichi Nakayama
#65 K2 R&D Leon Racing Mercedes SLS AMG GT3: Haruki Kurosawa, Naoya Gamou
#55 Autobacs Racing Team Aguri BMW M6 GT3: Shinichi Takagi, Takashi Kobayashi
#3 Nddp Racing Nissan GT-R Nismo GT3: Kazuki Hoshino, Jann Mardenborough
#4 Goodsmile Racing & Team Ukyo Mercedes SLS AMG GT3: Nobuteru Taniguchi, Tatsuya Kataoka
#88 JLOC Lamborghini GT3: Kimiya Sato, Kazuki Hiramine retired from the race
#51 LM corsa Ferrari 488 GT3: Akihiro Tsuzuki, Morio Nitta
#25 Team Tsuchiya Toyota MC86: Takeshi Tsuchiya, Takamitsu Matsui
#3 Nddp Racing Nissan GT-R Nismo GT3: Kazuki Hoshino, Jann Mardenborough
Podium GT300: race winners Kazuki Hoshino and Jann Mardenborough, Nddp Racing
Takeshi Tsuchiya and Takamitsu Matsui, Team Tsuchiya celebratre their third place with the team

 スタート直後は、ポールポジションスタートの#55 ARTA BMW M6 GT3が逃げる展開である。2番手スタートは#25 VivaC 86 MCは、大きく順位を落としていく。

 初めてスタートドライバーを務めた中山雄一の乗る#31 TOYOTA PRIUS apr GTは、上々のスタートを決めて2番手に浮上したが、後のピットイン時にトラブルが発生して後退。また、#7 Studie BMW M6もパワステにトラブルが発生して後退している。また、首位の#55 ARTA BMW M6 GT3もピット作業時間が1分以上になってしまい、貴重な時間を無駄にする。

 これらのマシンの後退により首位に浮上したのは、#3 B-MAX NDDP GT-R。#55 ARTA BMW M6 GT3に迫られるなど苦労するものの、何とかそのポジションをキープしていく。そして、セーフティカー等の影響も大きくは受けずに、そのままチェッカーまで走りきり、今季初優勝を果たした。「ここで勝てなきゃ、チャンピオン争いは辛い」と長谷見昌弘監督が言うように、富士はGT-Rが最も得意とするコース。そので、しっかりと結果を出した格好だ。

 結局2位に入ったのは、#55 ARTA BMW M6 GT3。高木真一は「ようやくパーツが揃ってきて、セッティングができるようになった」と、今回の成績を説明する。とはいえ、まだ発展途上であり、そのポテンシャルは計りしれない。ちなみに、同じM6 GT3に乗り、一時は2番手まで上がった#7 Studie BMW M6の荒聖治は、「55号車に勝たれなくてよかった。最初の勝利は是非僕らが達成したい」と語る。

 なお3位に入ったのは、スタートで大幅に後退した#25 VivaC 86 MCである。スタートドライバーを務めた松井孝允は、「タイヤカスを拾ってしまった」と、その後退を説明する。しかし、最も長く走った第1スティント、2回目のピットストップでのタイヤ無交換などがありポジションを挽回。結果、3位まで浮上して見せた。

 得意のコースでしっかりと結果を残した#3 B-MAX NDDP GT-R、参戦2戦目ながらマシンのポテンシャルの一端を発揮して2位になった#55 ARTA BMW M6 GT3、そして巧みな戦略を成功させた#25 VivaC 86 MC。表彰台に登壇した三者三様のレースであった、ということができよう。

SUPER GT第2戦富士500kmレース 決勝結果【GT300クラス】 

1. 3 B-MAX NDDP GT-RD.P 102Laps
2. 55 ARTA BMW M6 GT3 +3''749
3. 25 VivaC 86 MC +18''209
4. 18 UPGARAGE BANDOH 86 +1Lap
5. 0 GAINER TANAX GT-R +1Lap
6. 51 JMS LMcorsa 488 GT3 +1Lap
7. 21 Hitotsuyama Audi R8 LMS +1Lap
8. 87 triple a ランボルギーニ GT3 +2Laps
9. 30 TOYOTA PRIUS apr GT +2Laps
10. 48 DIJON Racing GT-R +2Laps
11. 61 SUBARU BRZ R&D SPORT +2Laps
12. 50 ODYSSEY SLS +2Laps
13. 2 シンティアム・アップル・ロータス +2Laps
14. 111 エヴァRT初号機 Rn-s AMG GT +2Laps
15. 26 AUDI R8 LMS +2Laps
16. 360 RUNUP Group&DOES GT-R +2Laps
17. 108 DIRECTION 108 HURACAN +3Laps
18. 4 グッドスマイル 初音ミク AMG +3Laps
19. 63 DIRECTION 108 HURACAN +3Laps
20. 31 TOYOTA PRIUS apr GT +4Laps
21. 60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 +4Laps
22. 5 マッハ車検 MC86 +5Laps
23. 33 Excellence Porsche +9Laps
24. 7 Studie BMW M6 +16Laps
25. 88 マネパ ランボルギーニ GT3 +31Laps
Ret. 11 GAINER TANAX AMG SLS +38Laps
Ret. 65 LEON CVSTOS AMG-GT +81Laps
Ret. 22 アールキューズ SLS AMG GT3 +87Laps
Ret. 9 GULF NAC PORSCHE 911 +90Laps

次の スーパーGT ニュース
最後の最後の大逆転。12号車のバーストで、ニスモが開幕2連勝!:スーパーGT決勝詳報(GT500)

前の記事

最後の最後の大逆転。12号車のバーストで、ニスモが開幕2連勝!:スーパーGT決勝詳報(GT500)

次の記事

SCも味方につけ、サバイバルを生き残ったニスモ開幕2連勝:スーパー GT富士GT500レースレポート

SCも味方につけ、サバイバルを生き残ったニスモ開幕2連勝:スーパー GT富士GT500レースレポート
Load comments

この記事について

シリーズ スーパーGT
イベント 富士
サブイベント 水曜日 決勝レース
ロケーション 富士スピードウェイ
執筆者 田中健一
記事タイプ レースレポート