”念願”のNSX GT3初走行に、道上龍「やっと動き出すことができた」

富士スピードウェイでNSX GT3のシェイクダウンを行ったModulo DRAGO CORSEの道上龍は、マシンにポジティブな印象を抱いたようだ。

 1月31日、富士スピードウェイでホンダNSX GT3のシェイクダウンを行ったModulo DRAGO CORSE。初走行を終えた道上龍と大津弘樹はマシンにポジティブな印象を抱いたようだ。

 当初は、26日にシェイクダウンを予定していたModulo DRAGO CORSE。しかし22日に降った大雪の影響で走行の延期を余儀なくされてしまった。さらに、31日もコースとピットロードが凍結してしまい、午前中の走行を諦めることに。結果として1時間30分を予定していた走行時間が1時間に短縮されたものの、大きなトラブルなくシェイクダウンを終えた。

「変なトラブルなく順調に走れたかなと思います」

 まずステアリングを握った道上は、走行後にそう話した。

「やっと動き出すことができました。ここ(富士)は昨日も雪が降っていて走れるか心配していたんですけど、チームとして早めにクルマの状態を見たかったので本格的なテストに入るまでに(シェイクダウンが)できてちょっとホッとしています」

「新車とはいえ、ちゃんと整備した上で走った方がトラブルも未然に防げるので僕らも安心です。今走った段階では何も問題がなかったので良かったです」

 肝心のマシンについては、まだパフォーマンスを追求したセッティングやアタックはしていないものの、ポジティブな印象を持ったようだ。

「もともとパワステが効いているクルマなので、アシストを一番弱い設定にしてもステアリングが軽いなという印象です。路面コンディションの悪いので余計にそう感じたのかもしれないですが楽ですね。(昨年乗っていたWTCCのマシン)は前輪駆動だったので、加速しようとすると外に持ってかれてしまいます。そういう意味ではNSXはそれほどシビアではなく乗りやすかったです」

「レーシングカーって最初の印象が大事なので、すごく良いんじゃないですか。素直にクルマが動いてくれるイメージでしたし、ここからどんどん詰めていけると思います」

 走行時間の後半には、大津弘樹もマシンに乗り込んだ。昨年は全日本F3で初優勝を挙げるなど活躍を見せていたが、これまでのキャリアはシングルシーター中心で、本格的なGTマシンは初めて。走行前には緊張した様子も見られた。しかし徐々に感覚をつかんでいき、ドライブを楽しんでいるのが感じ取れた。

「F3とまるっきり違うので、最初から同じような動きをすると思っていなかったですし、イチから頭をリセットしていきました」と大津は走行の感想を語った。

「ピットアウトして一番感じたのは、F3よりもかなり加速感があって驚きました。こんなに加速が速いのかと。クルマの動きに関してはそんなに戸惑うことなく走れたし、道上さんと(クルマについての)コメントが似てたので少し安心しました」

「ドライビングスタイルはまるっきり変えないといけないかもしれません。これまではコーナースピードをあげて速く走るっていうのが得意だったんですけど、パワーがある分しっかり止めきって、加速を速くしていく必要があるのかなと思います。自分の得意なところを活かすためにも、セッティングをしっかりすればそれはできると思います」

「もっと走りたかったし、まだまだ楽しみはこれからですね。ちょっとずつ理解でき始めていたところだったので、もっと走れば速く走れると思っています」

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この記事について
シリーズ スーパーGT
記事タイプ 速報ニュース