道上、5年ぶりスーパーGTドライバー復帰「戻ってこられて嬉しい」

5年ぶりにスーパーGTにドライバーとして復帰する道上龍はその心境を語り、タイトル獲得を目標に全力で臨んでいくと意気込んだ。

 昨年は世界ツーリングカー選手権(WTCC)で活躍した道上龍が、今年はスーパーGT300クラスにチームオーナー兼ドライバーとして参戦。5年ぶりにスーパーGTに復帰する思いや、今季の意気込みなどを語った。

 1月31日に富士スピードウェイでModulo Drago CORSEがホンダNSX GT3のシェイクダウンを敢行。チームを率いる立場にもある道上もステアリングを握り、シェイクダウンとは思えないほどハイペースで周回を重ねていた。

 改めて今季のスーパーGT参戦について訊くと、「率直に(スーパーGTに)戻ってこられたのは嬉しいですね」と、道上は笑顔で回答。そこには、いつか再びスーパーGTにドライバーとして戻りたいという思いがあった。

 前身の全日本GT選手権時代から活躍していた道上。2000年にシリーズチャンピオンを獲得して以降は、ホンダのエースドライバーとして陣営を引っ張ってきたが、2013年を最後にシートを失ってしまう。

 その後はドラゴ・モデューロ・ホンダレーシングとしてチーム監督を務めるなど同カテゴリーに携わっていたが、どこかで復帰をしたいという思いもあり、自ら『引退』という言葉を口にはしていなかった。それが昨年のWTCCフル参戦や、今季のGT300参戦につながっていった。

「あの時は、僕も何となく色々な流れで(スーパーGTのドライバーを)辞めざるを得なくなったところがありました。正直、自分自身が『もう走れない』とか全く思っていなかった中で、(マシンを)降りないといけなかった。だから『引退』というようなことは何も言っていませんでした」

「そのおかげもあってか、またドライバーとして昨年復帰できたのかなと思います。もし自分が引退とか言っていたら、この話もなかったかもしれません。昨年WTCCをやった時も、しばらくマシンに乗っていなかったで、正直どこまでできるのか……という不安はありました。でも、そんな中で昨年戦った時に、自分のスピード感とか体力面の部分では、『まだ走れるな』と感じました」

 今年使用するマシンは、世界中で注目を集めているホンダNSX GT3。道上は長年GT500でNSX-GTに乗り活躍してきたこともあり、思い出深い車種でもある。今回はより市販車に近いGT3仕様で戦えるということで、市販製品の開発にも役立てればと語った。

「NSXはホンダのフラッグシップカーですし、当時のGT500と比べても(NSX GT3は)さらに市販ベースに近いクルマのイメージで、今後市販車の開発とかでも役立つことがあるのかな……とも思っています。またホンダアクセスさんとパートナーシップを組むので、Modulo製品の開発にも役立てればいいですね」

 今シーズンは、NSX GT3だけでなく日産もGT-R GT3をアップデートする他、強力なライバルが多数ひしめくことが予想されるGT300クラス。それでも道上は開幕戦から優勝を狙って行き、最終的にはタイトル獲得を目標にして全力で臨んでいくと語った。

「もちろん、いきなり最初からでも勝って、やっぱり1年目からタイトルを獲得するつもりでいかないといけないです。NSX GT3は今年から登場ということで注目も集めるでしょうし、これで遅かったら良くない。もちろん、それだけのポテンシャルはあると思っています」

「GT500とは違って車種も多いし、その分それぞれ特性も違うでしょう。だからバトルも(GT500とは)違ったりするところがあるのかなと思います。とにかく開幕戦から全力で行きます」

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シリーズ スーパーGT
記事タイプ 速報ニュース