雪辱誓うチーム・インパル「“仏の星野”でなく"怖い星野"でいく」

チーム・インパルの星野一義監督は2018年の意気込みや新体制に対する期待について語った。

 チーム・インパルの星野一義監督は2018年の意気込みや新体制に対する期待について語った。

 昨年、日産GT-R勢の不振が目立った中でもチーム・インパルは苦戦を強いられた。シーズン中の最高位は5位(第5戦富士)で、チームランキング13位。表彰台に上がることができずにシーズンを終えたのは2002年以来、チームとしては過去にないくらい無残な結果となってしまった。

 この雪辱を果たすべく、チーム・インパルは2018年よりニスモから直接データや分析のサポートを受けながらシーズンに臨むという。さらにドライバーラインアップにはフレッシュな顔ぶれが並び、ここ数年での成長が著しい佐々木大樹がKONDO RACINGから移籍。チーム2年目のヤン・マーデンボローとタッグを組む。

 横浜にある日産グローバル本社ギャラリーで行われた「日産/ニスモ2018年モータースポーツ活動計画」発表会でチームを率いる星野監督は2018年に対する抱負について次のように語った。

「昨年が悪すぎたので今年はどうにかしないといけないと思います。ドライバーにもスポンサーさんにも結果をだせなかったことに対し申し訳ないと思います」

「去年のことは思い出したくないし、話したくもない。しかし今年は少し違います。昨年10月くらいから(ニスモは)田中(利和/日産系チーム総監督)さん窓口でチームのバックアップをして下さいました。具体的にニスモさんは色んなデータをくださったり、分析いただいたりしています。だから今年はなんとか這い上がらないとなと思っています。理屈抜きでという気持ちで戦っていますから、もう僕の気持ちはレースに入っています」

「昨年を振り返ってみると"仏の星野でやっていこう"という気持ちでいたのですが、やっぱりそこは暴れていないといけないみたいですね。だから、今年は"暴れる星野"で行きます。"いい星野"はダメですね」

#12 TEAM IMPAL
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Photo by: Tomohiro Yoshita

  今年からチーム・インパルに加入する佐々木とチーム・インパル2年目のマーデンボローはどちらも26歳で日産系チームの中では最若手コンビということになる。ベテランドライバーがいない中でも「チームで一番偉いのはドライバーというムードになっている」と語る星野監督は、勝利による雪辱もそうだが、若手を育てていくという意味合いでも今年の体制に対し思い入れがあるようだ。

 チーム・インパルのドライバーに対し、星野監督は次のように語った。

「佐々木選手に関してはマレーシアでずっと一緒だったんですけど、クルマを作る上でのコメントは完璧ですね。ただ一言厳しい言葉を言うとしたら、速く走ることを覚えて欲しいと思います。それがプロですからね。ヤンについては違う言語に対する理解力というよりも、クルマの感じ方の違いがあるかどうかを気にしてみています。コースのラインなんかも彼はちょっと違ったりするのですが、勢いを感じられます。そこは外国人の血ですかね」

「朝もニスモさんのデータの使い方や、それこそ今年はピットイン/アウトの時間をコンマ1秒でも勝てるようにやろうと言いました。それがレースですから。今年はやりますよ。蹴っ飛ばす(くらいの気持ちで)"怖い星野"でいきます。お金もらってるんですから、言い訳はさせません」

「若いといえども仲良しではいけませんから、お互い目もあわせないくらいでやって欲しいです。コンマ1秒でも競争させたいですね。そういう意味ではレースをさせようと思います」

「いじわるじゃないですけど、愛のムチを打ちたいですね。それでステップアップして欲しい。うちから佐々木やヤンが上のチームにあがってくれたら嬉しい訳ですよ。そうなって欲しいです」

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この記事について
シリーズ スーパーGT
記事タイプ 速報ニュース