2017年スーパーGT王者は誰だ?:GT300編「気になる”伏兵”の存在」

いよいよ今週末の迫った2017年シーズンのスーパーGT最終戦。GT300クラスは#4 グッドスマイル 初音ミク AMG有利の状況だが……。

 今週末ツインリンクもてぎで開催される2017年のスーパーGT最終戦。GT500クラス同様にGT300クラスもチャンピオン決定の舞台となる。

 今年はシーズン通して安定したパフォーマンスを披露している#4 グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)が65ポイント獲得で首位を快走。前回の第7戦タイを制した#51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3(中山雄一/坪井翔)が56ポイントでランキング2位につけている。さらにランキング3位の#65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹/蒲生尚弥)、ランキング4位の#55 ARTA M6 GT3(高木真一/ショーン・ウォーキンショー)が46ポイントで続いており、ここまでがチャンピオン獲得の可能性を残している。

 やはり9ポイントものリードを築いている#4 グッドスマイル初音ミクAMGが圧倒的有利であり、最終戦では2位以内に入れば無条件でチャンピオン確定。3位であっても#51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3が2位以下であれば、2014年以来となるタイトルを手にできる計算となる。

 さらにグッドスマイルレーシングにとって、ここツインリンクもてぎは非常に相性の良いコース。昨年オートポリス大会の代替として土曜に開催された第3戦を除き、2011年以降は全て4位以内。特に2014年以降、最終戦では毎年表彰台を獲得している。

 今年はノーウェイト勝負となった開幕戦岡山で圧倒的な強さをみせた#4 グッドスマイル初音ミクAMG。いつも通り安定した速さと強さが発揮されれば、3年ぶりのチャンピオン獲得は手堅い……という見方もできそうだ。

 これに対し追いかけるライバルたちは、逆転チャンピオンのために優勝が必要なところ。それでも#51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3の場合は自らが優勝し#4 グッドスマイル初音ミクAMGが3位以下、#65 LEON CVSTOS AMGは自らが優勝し#4 グッドスマイル初音ミクAMGが5位以下にならなければならないなど、条件は厳しい状況にある。

 こうして見ると#4グッドスマイル初音ミクAMGが有利なようだが、このチャンピオン争いの行方を左右しそうな“伏兵たち”の存在だ。

 まずは、前回のタイでチャンピオンの可能性が途絶えてしまった#25 VivaC 86 MC。第6戦鈴鹿1000kmでの大クラッシュからマシンを修復したものの、予選・決勝ともに上位に食い込むことができなかったが、ノーウェイトでの戦いとなる今回は、上位を脅かす存在となる可能性が高い。昨年に続いて、もてぎラウンド2連覇の可能性も十分にありそうだ。

 また前回のタイでも3位表彰台を獲得するなど、ここ数戦安定したパフォーマンスをみせている#33 D’station Porscheも上位争いに絡んできそう。特に今季初めてスーパーGTに参戦しているスヴェン・ミューラーのパフォーマンスが向上してきており、経験豊富な藤井誠暢とのコンビで表彰台争いに絡んでくる可能性は高い。#88 マネパランボルギーニ GT3も、ここ数戦は表彰台獲得など安定して上位に食い込んできており気になる存在だ。

 さらに、毎年最終戦のもてぎラウンドで得意とする#11 GAINER TANAX AMG GT3や#31 TOYOTA PRIUS apr GTも気になるところ。彼らが予選からトップ争いに加わってきて、万が一#4 グッドスマイル初音ミクAMGが後方に沈んでしまうことがあれば、チャンピオン争いの行方は一気に分からなくなってくる。そういう意味では谷口、片岡にとっては最後まで気の抜けない戦いになることは間違いなさそうだ。

 いよいよ今週末に迫ったスーパーGT最終戦。GT300クラスのタイトル争いも最後の最後まで目が離せない。

取材・執筆/吉田知弘

【関連ニュース】

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 Rd.8 ツインリンクもてぎ
サーキット ツインリンクもてぎ
記事タイプ 速報ニュース