ホンダ同士討ちで得た勝利……ARTA NSX-GTの伊沢拓也「正直素直に喜べない」

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ホンダ同士討ちで得た勝利……ARTA NSX-GTの伊沢拓也「正直素直に喜べない」
執筆:
2019/04/15 3:58

2019スーパーGT第1戦岡山。GT500クラスを制した#8 ARTA NSX-GTの伊沢拓也は、同じホンダ勢で同士討ちがあった中で得た勝利とあって、素直に喜べないと語った。

 岡山国際サーキットで行われた2019スーパーGT第1戦の決勝。GT500クラスを制した#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)がレースを振り返った。

 フルウエットコンディションでスタートした決勝レースは序盤からアクシデントが続出し合計で2度の赤旗、4度のセーフティカー導入があり、結局30周で途中終了となる波乱のレースとなった。

 そんな中、5番手からスタートした8号車は伊沢がスタートスティントを担当し、11周目に日産GT-Rの2台をごぼう抜きし、3番手に浮上。レース終盤に#1 RAYBRIG NSX-GTに#17 KEIHIN NSX-GTが追突し、1号車はコースオフ。17号車にもペナルティが出され、繰り上がりという形で8号車が勝利を手にした。

「今までGTをやってきた中でも、雨量もそうですがウォータースクリーンが酷くて、5番手スタートで前がほとんど見えないなくて……どこを走っているのかも分からない状況になるくらいでしたが、まずはコース上にクルマを留めることに集中して、前の日産2台を抜くことができたことが、僕たちに勝利が転がり込んできたと思います」

 そうレースを振り返った伊沢だったが、「ホンダ同士の接触という形(で得た勝利)なので、正直個人的には素直に喜べないところもあります」と複雑な心境を語った。

 しかし、伊沢は昨日の予選で野尻が5番グリッドを獲得したことが今日の勝利につながったと、チームメイトを讃えた。

「野尻選手が昨日の予選で5番手を獲得してくれたことで、僕にとってはレースをうまく展開させることができました。昨年から色々やってきた形を開幕戦でひとつ出せたというのは、今年のシリーズを考えても幸先の良いスタートを切れたと思います」

 当初は後半スティントを担当する予定だったが、結局戦況をモニターで見つめることになった野尻は、無事にレースを終えることができてよかったと語った。

「まずはこのレースで命に関わる怪我やレースができなくなるような怪我をする選手がいなくてよかったと思います。このコースはちょっとでもラインを外すと足元を掬われてしまいます。走っていて、あれだけのウォータースクリーンだとラインをすぐ外してしまう難しい状況だったと思います」

「その中でも伊沢選手がきっちりとクルマをコース上にとどめてくれて、前を走るクルマをチャンスがあるごとに抜いてきてくれたことが、ここにつながっていると思うので、伊沢選手にしかできない走りだったと思います。今日はみんなで掴み取った勝利だと思います」

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シリーズ スーパーGT
執筆者 吉田知弘
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