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チェッカー目前で突然失速した25号車、原因は燃料系トラブル

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チェッカー目前で突然失速した25号車、原因は燃料系トラブル
執筆:
2019/05/29 7:02

2019スーパーGT第3戦鈴鹿。最終ラップに突然の失速があった#25 HOPPY 86 MC。レース終盤のペースダウンも含めて、一体何があったのか。

 鈴鹿サーキットで行われた2019スーパーGT第3戦。GT300クラスのポールポジションからスタートした#25 HOPPY 86 MC(松井孝允/佐藤公哉)だったが、2番手を走行していた最終ラップ終盤に突然の失速に見舞われ、ポジションを大きく落とした。当時の状況を後半スティントを担当した松井に訊いた。

 ポールポジションからスタートした25号車は、セーフティカー解除直後の21周目にピットイン。佐藤から松井にドライバー交代し、さらにタイヤ無交換作戦を敢行した。

 レース中盤は力強いペースで走行したものの、#96 K-tunes RC F GT3が猛烈な勢いで追い上げ、残り7周でトップが入れ替わった。終盤はペースダウンが著しかった25号車だが、それでも2番手をキープし最終ラップに入ったものの、シケイン手前で突然失速。#5 ADVICS マッハ車検 MC86 マッハ号、#61 SUBARU BRZ R&D SPORT、#4 グッドスマイル初音ミク AMGに次々と抜かれ、5位でチェッカーを受けた。

  当初はタイヤの消耗が失速の原因だったのではないかという見方もあったが、実際には様々なトラブルが25号車を襲っていた。

 まずはレース終盤のペースダウンについて。残り15周になったところで、それまでより1.5秒近くペースが落ちてしまったのだが、原因はタイヤの消耗ではなかったという。

「乗っている時は『タイヤなのかな?』と思ったんですけど、終わってみて(クルマ)確認してみたら、別のトラブルだったというのが分かりました」

 後半スティントを担当した松井はそう語った。また最終ラップの失速については、燃料系のトラブルで突然ガス欠症状に見舞われたという。

 さらにクールスーツにも問題が発生しており、レース終盤はほとんど機能しない状態で走行していたとのこと。レース終了後、マシンの脇に座り込むシーンが見られた松井。この時は脱水症状が起きていたという。

「130Rを立ち上がる途中に突然症状が出て、シケインはほぼ惰性で通過した状況でした。それまではなんの兆候もなく、本当にいきなりでした。でも、最終コーナーからは復活しました」

「クールスーツはほとんど機能していない状態で、(残り)10周くらいはけっこうヤバかったです。でも今(レース終了から約2時間後)は全然大丈夫です」

 予選での快進撃から一転し、決勝では様々なトラブルに見舞われた25号車。しかし、松井は仮に万全の状態で走れていたとしても96号車には勝てなかったと語った。

「ポジティブな面では、何も(トラブルが)なければもう少し速く走れたのかなと思います。ただ、ネガティブな部分でいうとブリヂストンタイヤと96号車には敵わなかったです。万全な状態だったとしても、届かなかった。そこは“負けは負け”として認めて、次のステップに行かないといけないかなと思います」

「(タイヤに関しては)佐藤選手から引き継いだ時の状態も全然問題なかったんですけど、(ライバルとの位置関係を含め)トータルで見るともう少し足りないし、このままでは勝てないなということも分かりました」

 ただ、決勝ペースの改善を狙って今回持ち込んだセッティングに関しては好感触を得られた様子。松井も「これなら戦えるなと感じました」と手応えを掴んでいるようだった。今回も悔しい結果に終わってしまった25号車だが、少なからず前進も見せることができた鈴鹿ラウンドだったようだ。

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この記事について

シリーズ スーパーGT
イベント 第3戦:鈴鹿
ドライバー 松井 孝允
執筆者 Tomohiro Yoshita