スーパーGT
02 11月
-
03 11月
イベントは終了しました

バトン、2戦連続で不運に見舞われる「残念ではあるが、これもレースだ」

シェア
コメント
バトン、2戦連続で不運に見舞われる「残念ではあるが、これもレースだ」
執筆:
2019/07/01 13:02

2019スーパーGT第4戦タイ。昨年王者のジェンソン・バトン(#1 RAYBRIG NSX-GT)は、2戦連続で不運なアクシデントに見舞われ、ノーポイントでレースを終えた。

 チャーン・インターナショナル・サーキットで行われた2019スーパーGT第4戦。レース後半で不運なアクシデントに見舞われた#1 RAYBRIG NSX-GTのジェンソン・バトンが、その時に状況を振り返った。

 予選7番手からスタートした1号車だが、序盤から不運続きの展開となってしまった。山本尚貴が第1スティントを担当したが1コーナーでの混戦で位置どりが悪く後退。さらに#23 MOTUL AUTECH GT-Rと接触があり、左側のリヤウイング翼端板を破損してしまった。これによりペースが伸び悩んでしまったが、一時は12番手までポジションを戻すなど挽回をみせた。

 34周目にピットインし、ジェンソン・バトンに交代。ポイント圏内を目指してピットアウトしたが、その直後にまさかの事態が発生した。

 ちょうど、GT300との混走で前が詰まってしまった1号車に対して#16 MOTUL MUGEN NSX-GT(中嶋大祐)がターン6で並びかけたが、続くターン7で接触。スピン状態となった2台をそれを避けようとした#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀)も行き場を失い、16号車と接触してしまった。

 これにより8号車と16号車はリタイア。1号車はマシンのダメージは大きくなかったものの、序盤にリヤウイングを破損した影響もあってマシンバランスが悪化していたため、ピットに入って修復作業を行い、終盤はテストも兼ねて走行を再開した。

 結局1号車は、トップから14周遅れの12位でレースを終えた。

「とにかく残念だ。僕たちは第1戦も第3戦も大量得点のチャンスがあったのに、不運なクラッシュでレースを落とした。今回もすごくタフな1日となってしまった」

「今週末は予選も良かったし、ウォームアップでのクルマの状態も非常に良くて期待していた。ただ、決勝スタートの直後の1コーナーもナオキ(山本尚貴)にとっては難しいものになってしまったと思う。12号車にインから抜かれた時に減速せざるを得なくて、他のクルマも一気にナオキを取り囲んだ。その時、多分ロニー(クインタレッリ/#23 MOTUL AUTECH GT-R)と接触して左のリヤウイングの翼端版を失ってしまった。そういった影響もあって、順位を下げてしまった」

「ピットストップでドライバー交代し、僕がマシンに乗り込んだ時のクルマの状態は問題なかったけど、まだタイヤを温めている最中だった。そこで、GT300クラスのGT-Rの背後にターン5のところで追いついた」

 レース前半までの様子をそう振り返ったバトン。問題のシーンについてはこのように説明し、不運なレースアクシデントだったと語った。

「僕の後ろにいたナカジマさん(中嶋大祐/16号車)がターン6でアウト側から追い抜きにきて、並んだままターン7に入った」

「問題だったのはターン7は速度域の高いコーナーだということ。そして、ふたりともコース内での位置どりも良くなかった。僕は左側(コースのアウト側)にスペースがない状態で、彼はイン側にいた。そこからふたりがターンインしていった角度もよくなかった。その結果、クラッシュしてしまった」

「正直、残念なアクシデントだったことは間違いない。同じホンダ勢での接触というのは誰も想像していなかったと思う。でも、これもレース。僕たちは常に限界のところでバトルしているし、その結果、図らずもこのようなことになってしまうことがある。こういったことが今後起きないように努力する」

 今シーズンは不運なアクシデントでポイントを落としてしまっている1号車。この状況にチームメイトの山本尚貴も「チャンピオンらしからぬレースをシーズン前半に続けてしまっていて、非常に残念ですし、悔しい気持ちと情けない気持ちが入り混じっています」と、レース後は険しい表情をみせた。

 しかし、次回の第5戦富士500マイルレースはウエイトハンデが軽い状態で迎えられるだけでなく、長距離戦でボーナスポイントもつく1戦だ。さらに1号車にとっては5月の第2戦では3位表彰台を獲得している実績あるコース。シーズン後半に巻き返すためにも、バトンは次こそ良いレースをしたいと語った。

「22kgとウエイトハンデも軽いから、それが僕たちにとって助けになってくれると信じている。ただ、僕たちと同じように今季速さをみせている12号車や17号車もウエイトハンデが軽い。だから、次のレースもタフな戦いになるかもしれないが、幸いランキングトップとのポイント差も24ポイントとそれほど大きくない。富士で大量得点ができれば追いつくことができる」

「次の富士は何としてもファンタスティックなレースをしなければならないと思っている」

次の記事
GTA坂東代表、来年以降のタイ大会について言及「開催する方向で協議中」

前の記事

GTA坂東代表、来年以降のタイ大会について言及「開催する方向で協議中」

次の記事

「応援してくれた皆さんに心から感謝」脇阪寿一監督、就任初Vの心境を語る

「応援してくれた皆さんに心から感謝」脇阪寿一監督、就任初Vの心境を語る
コメントを読み込む

この記事について

シリーズ スーパーGT
イベント 第4戦:タイ
サブイベント Race
ドライバー ジェンソン バトン 発売中 , 山本 尚貴
チーム チーム・クニミツ
執筆者 Tomohiro Yoshita