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「いいチームになってきた」チームルマン脇阪監督、2連勝でさらに自信深める

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「いいチームになってきた」チームルマン脇阪監督、2連勝でさらに自信深める
執筆:
2019/08/07 11:03

2019スーパーGT第5戦富士。GT500クラスで2連勝を飾った#6 WAKO’S 4CR LC500の脇阪寿一監督は、チームにとってもさらに自信がつくレースになったと語った。

 富士スピードウェイで行われた2019スーパーGT第5戦。GT500クラスは#6 WAKO’S 4CR LC500が前回の第4戦タイに続いて2連勝を飾り、ポイントランキングでも2番手以下を大きく引き離した。就任4年目を迎えた脇阪寿一監督は、チームのレベルがかなり上がってきている実感があると語った。

 前回の勝利によって燃料リストリクター制限も第2段階に入り、上位進出が難しいと予想されていた6号車。しかし、予選11番手から着々と順位を上げ、100周を過ぎたところで2番手にまでポジションを上げた。

 直後の106周目に出動したセーフティカーの直前に3回目のピットストップを済ませ、逆転でトップに浮上。事前の予想を覆す2連勝を飾った。

「タイでの優勝も嬉しかったけど、やっぱりWAKO’Sさんやファンの皆さんが直接応援に来てもらっている場所(国内のサーキット)で勝ちたかったです。でも、タイで勝った直後で次いつ勝てるか分からない状況の中……まさかこんなに早く2勝目を飾れるとは思いませんでした」

 そうレース後に語った脇阪監督。今回はチームワークを高めるために、スタッフたちにある“テーマ”を与えていたという。

「今週、僕は『トイレをきれいにしましょう』ということをみんなに言い続けました。トイレって、使うと汚れてしまいます。自分はいいかもしれないけど、次の人が困ってしまいます」

「(トイレをきれいにすることが)全てのことに現れていると僕は思います」

 富士スピードウェイのピットガレージ内にはチームが使用するトイレがひとつずつ常設されている。そのトイレをきれいにする、つまり“人のことを考えて行動する”という部分を意識してほしいという、脇阪監督の意図があったようだ。

「例えば、タイヤ交換でもプレッシャーを感じているやつがいたら、周りがフォローをしてほしいと伝えていますが、もうちょっと簡単な例として『トイレをきれいにしましょう』と今週末はいい続けました。そうしたら、今日(決勝日)のトイレはものすごくきれいでした」

「“人が人を想う”。つまりプロの仕事をこなして、さらに周りをフォローをするというところで、ドライバーもエンジニアも、そしてメカニックたちもそれが出来始めてきました」

「そういう意味で、ようやく……綺麗ごとかもしれませんが、僕が言ったことをみんなが理解し始めてくれたのかなと思います。それに成績という“答え”や“ご褒美”がついてきたから、(みんなも)意識的に人のために動ける人になってきているのだと思います」

 そう語った脇阪監督。こうして結果が出てきて、チームの士気やまとまりも高まってきていることで、自分自身にも自信がつき始めているという。

「僕はドライバーとしてはある程度の成績を持っていますけど、監督としては(実績を)持っていません。みんなについてきてもらう中で『これが正しいのか?』と思いながらやっていた部分もありました。でも、ようやく成績がついてきたので、これからは自信を持って(今のやり方を)貫いていけます」

 脇阪監督は、全日本GT選手権時代の2002年にチームルマンでシリーズチャンピオンを獲得した経験を持つが、その頃の“強いチームルマン”に戻りつつあると語った。

「阿部のクルマは速いし、ドライバーふたりも速い。メカニックも最初は全然ダメでしたけど、それが勝てるスタッフに変わってきました。そして、今回のレースでみんな一皮剥けたと思います。本当に、いいチームになってきました」

「あの頃のチームルマンに戻ってきた気がします。僕も『あの頃のルマンに戻してくれ』と(当時のチーム代表の)土沼さんにお願いされて、このチームに来ました。今は土沼さんがいませんけど、阿部も帰ってきましたし……そういう意味ではあの頃のルマンに戻りつつあるのかなと思います。きっと(ルマン創業者の)花輪会長も喜んでくれていると思います」

 これで合計60ポイントとし、ドライバーズランキングでは16ポイントもの大量リードを築いた6号車。シリーズチャンピオン獲得に大きく近づいたが、脇阪監督は今までと変わらないスタンスで、自分たちのベストを尽くしていくことに集中したいと、改めて気を引き締めていた。

「今までのやり方と変わりません。これはタイで話したことと同じですが、苦しいレースになるだろうけど、自分たちのできることを100%やっていく。それに(ライバルの)トラブルとか他力本願もあって、自分たちが何ポイント獲って、最後の2戦に行けるか? というところへのアプローチは変わりませんし、気持ちを緩めることなくプラスアルファで頑張っていきたいなと思います」

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この記事について

シリーズ スーパーGT
イベント 第5戦:富士
サブイベント 決勝
チーム Team LeMans
執筆者 Tomohiro Yoshita