
2019スーパーGT第6戦オートポリス。#6 WAKO’S 4CR LC500は最大ウエイトを積みながらも6位入賞を果たし、GT500ランキング首位の座を堅持した。
オートポリスで行われた2019スーパーGT第6戦。GT500クラスで6位入賞を果たした#6 WAKO’S 4CR LC500の山下健太は、チャンピオン争いを考えると悪くない結果だったと語った。
今回、最大ウエイトの100kgを背負って臨んだ6号車。予選ではその影響も出て14番手に終わったが、決勝では天候が目まぐるしく変わる大荒れの状況の中で、堅実な走りを見せた。
大嶋和也がスタートスティントを担当。着実な走りで順位を上げ、10番手まで浮上。34周目に山下健太にバトンタッチし、ウエットタイヤに交換した。
レース中盤はコース上の水の量が多かったこともあり、一時は5番手まで浮上。最終ラップにスリックタイヤで追い上げていた#37 KeePer TOM’S LC500に抜かれてポジションを下げたが、6位でチェッカーを受け5ポイントを獲得した。
「レース終盤は路面がだいぶ乾いてきていたので、スリックに交換しようか迷いました。そこで自分も『スリックにするのはまだ早いんじゃないか?』と無線で言ったんですけど……結果的にはスリックタイヤを履いていた37号車が速かったので、その選択が正解だったのかもしれません。でも無難に結果を残すということで考えると、(僕たちの選択は)悪くなかったかと思います」
そう語った山下は、今回のレースで改めて37号車の強さを再確認した様子。次回の第7戦SUGOではウエイトハンデが半分に減り、最終戦もてぎでは全車ノーウエイトとなる。同じマシンを使うライバルとガチンコ勝負ができると、山下も終盤戦のチャンピオン争いを楽しみにしている様子だった。
「今回のレースで37号車が強いのは良く分かりました。でも、僕たちも今までの流れを見ると全然負けていないと思います。あとはガチンコ勝負になっていくので……楽しみじゃないですか!」
「37号車に3位を取られて、僕たちが全然ダメだったら、ポイントも逆転されていたかもしれません。それを考えると全然悪くない結果だったと思います。SUGOのテストも調子が良かったので、まだまだいけると思います」
この記事について
シリーズ | スーパーGT |
イベント | 第6戦:オートポリス |
ドライバー | 山下 健太 |
執筆者 | 吉田知弘 |