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宮田莉朋、怒涛の追い上げ。60号車が大逆転でスプリントカップのレース1制す

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宮田莉朋、怒涛の追い上げ。60号車が大逆転でスプリントカップのレース1制す
執筆:
2019/11/23 12:50

スーパーGT×DTM特別交流戦の併催イベント『auto sport web Sprint Cup』の決勝レース1は、#60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3(吉本大樹/宮田莉朋)が制した。

 スーパーGT×DTM特別交流戦の併催イベント、『auto sport web Sprint Cup』の決勝レース1が11月23日(土)に行なわれ、#60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3(吉本大樹/宮田莉朋)が大逆転優勝を飾った。

 普段スーパーGTのGT300クラスに参戦しているマシンを中心に、スーパー耐久にエントリーした車両などを含め、12台で争われたスプリントカップ。23日の午前中に行なわれた予選では、ふたりのドライバーがそれぞれ10分間アタックし、その合算タイムでレース1のグリッドが決定された。

 ポールポジションは60号車が獲得。0.502秒差で、#25 HOPPY 86 MC(松井孝允/佐藤公哉)が2番手となった。

 このレースは決勝も独自のフォーマットが採用されており、レース時間は50分。1回以上のドライバー交代が義務付けられており、そのタイミングもレース開始から20〜30分と限定されている。また、ピットロード入り口から出口までの通過時間は最低70秒、ジャッキアップした際は最低で100秒と定められた。

 スタート前の路面は一部乾いているものの、直前まで小雨が降っていたこともあり、基本的にはウエットコンディション。スタート時のタイヤを履いて最低でも20分走らなければ勝負権を失ってしまうため、ほとんどのマシンがウエットタイヤを装着したが、4番手スタートの#48 植毛GO&FUN GT-Rはスリックタイヤで決勝に臨んだ。

 スタートでは、3番手の#52 埼玉トヨペットGB マークX MC(脇阪薫一)が最内から一気にトップを狙い、トップ3が3ワイドで1コーナーへ。しかし52号車は止まりきれず1コーナーをオーバーシュートしてしまった。

 60号車(吉本大樹)がトップをキープし、25号車(佐藤公哉)が2番手、コースに復帰した52号車が3番手に続いた。一方、スリックタイヤでのスタートを選択した48号車(田中勝輝)は最後尾近くまでポジションを落としていってしまった。

 52号車はタイヤの暖まりがいいのか、1周目の最終パナソニックコーナーで25号車のインに飛び込み、2番手に浮上。25号車も逆転を狙って1コーナーへのブレーキングを粘り、サイド・バイ・サイドのバトルに持ち込むが、クロスラインを仕掛けた52号車が2番手を守った。

 トップ3は接近したまま周回を重ねていくが、過熱するウエットタイヤを冷やすため、徐々に路面が濡れているところを選んで走るようになっていく。

 一方、スリックタイヤを履く48号車は、走行ラインが乾いていくに従ってみるみるペースアップ。7周目には4番手まで回復すると、トップグループとの差を詰めていった。

 タイヤが苦しいトップ3と48号車のペース差は歴然で、8周目のホームストレートで25号車をパスした48号車は、続けざまに52号車、60号車をもオーバーテイクし、一気にトップに躍り出た。

 60号車と52号車はヘアピンで軽く接触する場面もあるなど、僅差のバトルを続けながらピットウインドウが開くのを待った。その間に48号車はリードを拡大し快走を続けていく。

 2番手を争う3台は、レース開始20分経過を目前にピット入り口を通過。6番手の#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT以下は続々とピットに入った。

 2番手を争っていた3台はピットに入るのが1周遅れてしまった形でタイムをロス。タイヤ無交換作戦を採った30号車が52号車を交わして3番手に浮上した。

 トップの48号車は15周を走り終えてピットイン。タイヤは交換せず、飯田太陽にバトンタッチした。レース残り23分あまりとなったこの時点で、2番手の60号車(宮田莉朋)とは40秒以上のギャップが開いていた。

 コース上に霧雨が舞い始める中、最後尾スタートだった#37 BH AUCTION CORVETTE GT3(笹原右京)がファステストラップを連発。17周目に25号車をオーバーテイクし、6番手となった。

 2番手の60号車はトップを取り戻すべく、ステアリングを握る宮田が気迫の猛プッシュを開始。1周につき3秒近く、48号車とのギャップを削り取っていった。

 残り時間が3分ほどとなった27周目の時点で、その差はわずか約2秒。その周のセクター3で2台は完全にテール・トゥ・ノーズ状態となり、横並びでファイナルラップへと突入した。

 2台のバトルはイン側を取った60号車の宮田に軍配。60号車はそのまま48号車を突き放し、2.429秒差でトップチェッカーを受けた。

 3位は52号車。こちらもファイナルラップの1コーナーで、30号車(織戸学)を吉田がオーバーテイクし、表彰台を手にした。

 表彰式では、24日(日)に行われるレース2のグリッドを決める抽選も行なわれた。レース1の順位通りのグリッドとなるか、上位6台がリバースグリッドになるかが抽選で決められるのだ。

 その結果、レース2は上位6台がリバースグリッドとなることが決定し、レース1を6位で終えた#37 BH AUCTION CORVETTE GT3が獲得。2戦連続のポールを逃した吉本は頭を抱え、苦笑いを見せた。

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この記事について

シリーズ スーパーGT , スーパー耐久
イベント SUPER GT x DTM 特別交流戦
サブイベント GT300 sprint cup Race 1
執筆者 松本 和己