岡山公式テスト|セッション2もホンダ勢が速さをみせる、17号車KEIHIN NSX-GTが最速
2020年のスーパーGT岡山公式テスト。1日目午後のセッションもホンダNSX-GT勢が速さをみせた。
写真:: Masahide Kamio
岡山国際サーキットで行なわれているスーパーGT岡山公式テスト。1日目午後のセッション2は#17 KEIHIN NSX-GTが唯一1分17秒台をマークする速さをみせた。
14時からのセッション2を前に岡山国際サーキットは突然の雨に見舞われ、ドライになりつつあった路面は再びウエットに戻りセッションがスタートした。しかしセッション開始の瞬間、それまで降り続っていた雨が止み、太陽が顔を出し始めた。
このセッションでは今季から導入されるフルコースイエロー(FCY)の導入訓練も実施された。14時30分から14時45分の間に2~3度FCYが出され、ドライバーらも導入・解除時の対応を確認していた。
セッション開始から1時間を迎えようというところで、#33 エヴァRT初号機X WORKS R8が1コーナーでスピン。コース上にマシンが止まってしまったため、赤旗中断となった。ただマシンにダメージはなく自走でピットに戻り、15時過ぎにセッションが再開されると、路面も乾き始めスリックタイヤを装着するチームが増え始めた。開始1時間20分のところで#100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴)が1分19秒411を記録したのを皮切りに1分20秒台を切るマシンが増えていった。
開始から1時間25分を過ぎたところで、セッション2では2度目となる赤旗中断。#6 ADVICS muta 86MCがハイパーコーナー立ち上がりでクラッシュを喫したからだ。ドライブしていた小高一斗は無事だったが、マシンの左フロント部分を損傷してしまった。
約12分の中断を経てセッションが再開されると、日産勢が速さをみせた。#23 MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリが1分19秒235でトップに立つと、#12 カルソニック IMPUL GT-Rが2番手、#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rが3番手に続き、一時的に日産勢がトップ3を独占した。
その直後、12号車がドライブシャフトのトラブルでヘアピン先でマシンを止め、混走セッションが終わるタイミングで赤旗中断となりマシンの回収を行なった。
再開後は両クラスの専有走行が行なわれたが、予定を延長し各クラス15分の走行時間が確保された。
GT300クラスでは#2 シンティアム・アップル・ロータスがトップだったが、#21 Hitotsuyama Audi R8 LMSのクリストファー・ミースが1分25秒649を叩き出し首位に浮上。今年からスーパーGTに初挑戦するミースがテスト初日からいきなりの速さをみせた。2番手には#96 K-tunes RC F GT3、3番手には2号車のロータスが続いた。
GT500クラスの専有走行でも、タイムを伸ばす車両が多かった。その中でも一際目立つ速さをみせたのが17号車のNSX-GT。ベルトラン・バケットが唯一の1分17秒台となる1分17秒850をマークしトップに浮上。2番手に#8 ARTA NSX-GT(福住仁嶺)がつけ、午前のセッションに続いてホンダ勢がトップ2を独占した。3番手には#36 au TOM’S GR Supra(サッシャ・フェネストラズ)がつけ、トヨタ陣営の中で最上位となった。
セッション2が終わってみると、GT500クラスはホンダとトヨタのマシンが上位を独占し、日産勢では3号車の8番手が最上位。トップから0.733秒差という結果となった。
なお15日(日)は午前9時からセッション3が行なわれる予定だ。
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