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スーパーGT第3戦鈴鹿|3度のSC導入という大荒れの中、23号車ニスモが今季初V

2020スーパーGT第3戦鈴鹿。決勝レースはアクシデントが絶えない波乱の展開となる中、#23 MOTUL AUTECH GT-Rが優勝。2位には#100 RAYBRIG NSX-GTが入った。

#23 MOTUL AUTECH GT-R

#23 MOTUL AUTECH GT-R

Masahide Kamio

 鈴鹿サーキットで行なわれた2020スーパーGT第3戦の決勝レース。GT500クラスは#23 MOTUL AUTECH GT-Rが優勝を飾った。

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 当初は雨の予報も出ていた鈴鹿サーキット。予選日の夜にゲリラ豪雨に見舞われたものの、日曜日は朝から晴天となり、気温32度、路面温度48度のドライコンディションで決勝レースが始まった。

 ポールポジションからスタートした#64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也)がトップで1コーナーを通過したが、2番手の#23 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)がその真後ろにつけ首位奪取を狙った。デグナーカーブの手前で一瞬横に並ばれかけた伊沢だが、なんとかトップを死守しオープニングラップを終えた。

 一方、後方ではGT300クラス#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(永井宏明)がダンロップコーナー入り口でコースオフ。スポンジバリアにクラッシュした。ドライバーは無事だったがマシン回収のためセーフティカーが導入された。

 5周目にレース再開となると、伊沢が抜群のリスタートを決め後続との差を広げて1コーナーへ突入。一方、2番手のクインタレッリは#38 ZENT GR Supra(立川祐路)に迫られてしまう。そしてその周のシケインでインを突かれ、3番手に後退した。また再スタート時に#16 RedBull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀)の左リヤタイヤが最終コーナーで外れてしまいスローダウン。ピット出口にマシンを止めてリタイヤしてしまう。さらに8周目には#12 カルソニック IMPUL GT-Rがトラブルでスロー走行となりピットインするなど、レース序盤から早くも波乱含みの展開となった。

 2番手に浮上した立川は瞬く間に伊沢に接近。11周目のシケインでアウトからオーバーテイクを決めたが、その際わずかに接触したことでバランスを崩し、シケインをショートカットしてしまった。そのため立川は伊沢に進路を譲り、2番手に順位を戻した。

 その立川は再び伊沢の攻略を試みたが、GT300クラスの集団に引っかかってしまい、13周目のヘアピンで逆にクインタレッリの逆転を許してしまった。

 ここまで何とかトップを守っていた伊沢だが、GT300との混走が始まるとペースが伸び悩み始め、14周目のダンロップコーナーでクインタレッリにトップを明け渡してしまった。すると後続も一気に伊沢に襲いかかり、64号車は瞬く間に7番手まで順位を落としてしまった。さらに2番手集団では#100 RAYBRIG NSX-GTの牧野任祐が速さをみせ、16周目に#14 WAKO’S 4CR GR Supraの大嶋和也と、38号車の立川を立て続けにパス。2番手に浮上した。

 この他でも各所でバトルが絶えない状態が続いていたが、17周目に#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rのフロントボンネットが西ストレートで脱落するアクシデントが発生。コース中央にパーツがあるという危険な状態となったため、2度目のセーフティカーが導入されることとなった。

 セーフティカー解除が宣言され、クインタレッリと牧野がペースを上げ始めたが、その後ろの立川が乗る38号車にトラブルが発生し加速できず。そのままピットインしたが、後続は大きく遅れた形での再スタートとなった。38号車はルーティーンの作業を行なおうとしたが、コースに復帰することはできず……そのままマシンをガレージに戻し戦線離脱となった。

 また再スタートのタイミングを皮切りに各車が続々とピットインを敢行。トップの23号車は24周目にピットインを行ない松田次生に交代。1周前にピットを済ませていた100号車(山本尚貴)の前でコースに復帰した。一方、ライバルとは少しタイミングを遅らせてピットインした#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(中山雄一)が3番手に浮上。#8 ARTA NSX-GT(福住仁嶺)が4番手に続いた。

 ここから後半スティントの争いに突入かと思われたが、28周目にGT300クラスの#21 Hitotsuyama Audi R8 LMSが他車と接触しS字コーナーでコースオフしグラベルエリアで立ち往生。なんと3度目のセーフティカー導入となり、水入りとなった。

 34周目にレースが再開されるとトップ争いは松田と山本の一騎打ちとなった。GT300を掻き分けて逃げていく松田だが、山本もしっかりと食らいつき1秒前後の差で緊迫したバトルを展開した。その後方では、39号車サードの中山と8号車ATRAの福住がバトルを展開していたが、36周目のヘアピンで福住が中山のマシンに追突してしまう。これで中山はスピン……すぐに再スタートしたが5番手にポジションを落としてしまった。福住もフロント部分を壊してしまい、ガレージにマシンを戻したが、冷却水と思われる液体が漏れ出してしまい、コース復帰は叶わなかった。

 これで3番手に上がったのが、ランキング首位につける#36 au TOM’S GR Supra。60kgのウエイトハンデを積んでいながらも関口雄飛が速さをみせ、39周目にはチームベストとなる1分50秒413を記録。トップの2台を追いかけたが、レース終盤はGT300の集団に引っかかり、ペースを上げられなかった。

 トップの松田は最後まで安定したペースでトップを死守し、そのままトップチェッカー。23号車ニスモとしては2018年の第2戦富士以来となる優勝を飾った。2位には100号車レイブリックが入り今季初表彰台を獲得。そして3位には36号車auトムスが開幕3戦連続となる表彰台を勝ち取った。

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