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SGT第5戦富士|GT500決勝レポート:39号車DENSOが堅実な走りで混戦を制す

今季初めての有観客レースとなった2020スーパーGT第5戦は#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraが優勝を飾った。

#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra

写真:: Masahide Kamio

 富士スピードウェイで行なわれた2020スーパーGT第5戦富士の決勝。GT500クラスは#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraが今季初勝利を飾った。

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 新型コロナウイルス感染防止対策として序盤4戦は無観客での開催だったが、今回から観客を動員し、少しずつではあるが今までのようなスーパーGTの華やかな雰囲気が帰ってきた。

 注目の決勝レースは曇り空のなか、気温24度、路面温度27度でスタート。逆転トップを狙う2番手の#12 カルソニック IMPUL GT-Rの佐々木大樹が1コーナーでオーバーテイクを仕掛けたがブレーキで止まりきれずコースオフし順位を落としてしまった。さらに後方では#16 RedBull MOTUL MUGEN NSX-GTの武藤英紀と#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rの千代勝正が接触。この影響で16号車はスピンしたが、何とかコースに復帰した。その一方で3号車はフロントボンネットが脱落し、100Rでマシンを停めた。

 #8 ARTA NSX-GTの福住仁嶺はスタートでトップを死守したが、ダンロップコーナーで#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rの高星明誠が追い抜きトップに浮上した。この直後に3号車のボンネット回収のためセーフティカーが出動した。

 5周目にレースが再開されると高星が好スタートを決めてトップをキープ。一方、2番手以降は福住を先頭に#23 MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリ、12号車の佐々木が背後につける接戦となった。その中でも今回ノーウエイトの佐々木が速さをみせ6周目にクインタレッリをオーバーテイクし3番手に浮上。さらに前を目指したのだが、ここで彼らにドライブスルーペナルティが言い渡された。

 実は1周目のセーフティカー出動直後に#19 Weds Sport ADVAN GR Supraを抜いていたため、SC中の追い越し違反という裁定が下された。これにより12号車は下位に沈んでしまった。

 再スタート後は順調に逃げていた24号車だが10周目に入ってGT300クラスとの混走が始まると徐々に8号車の接近を許した。そして13周目の1コーナーで福住が高星を逆転。トップを奪い返した。

 そのまま福住は一気に後続を引き離し、一時は2秒以上の差をつけたが途中で高星も食らいつき、その差を1秒にまで戻した。その後も徐々にトップに接近する勢いをみせていた高星だが、25周目のメインストレートで白煙が上がりペースダウン。そのままピットに入りルーティーンの作業を行なった。これに対応する形で8号車も翌26周目にピットインし野尻智紀にバトンタッチした。

 8号車はこのまま24号車の前でピットアウトしたのだが、同じ周にピットストップを行なっていた#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraが間隔を詰めており、アウトラップでペースが上がらないところで中山雄一が隙をついて8号車を逆転した。さらに野尻はタイヤのウォームアップでペースが上がらず100号車RAYBRIG NSX-GTの山本尚貴、24号車のヤン・マーデンボローにも抜かれ4番手に後退した。

 さらに27周目にピットインした37号車KeePer TOM’S GR Supraも大きく順位を上げることとなり、39号車の背後でピットアウト。レース後半に入ってGRスープラ勢が上位に躍り出た。

 24号車のマーデンボローは、33周目に100号車を抜いて3番手に浮上するが、直後にミッショントラブルが発生しスローダウンとなってしまい、緊急ピットインを余儀なくされた。

 トップの39号車を駆る中山は着々とリードを広げていく一方で、2番手以降は大激戦となった。当初は37号車がポジションをキープしていたが、途中からペースよく追い上げてきた14号車WAKO’S 4CR GR Supraの坪井翔と8号車の野尻が接近。53周目にはメインストレートで3ワイドのバトルとなったが、最終的に坪井が前に出て2番手、野尻が3番手を奪った。その後、37号車の平川亮はなかなかペースが上がらず100号車の山本に一度は逆転されるものの、再びポジションを奪い返した。

 GRスープラ勢が上位で活躍する一方、36号車au TOM’S GR Supraの関口雄飛は苦しいレース展開となり終盤にかけて大きくポジションダウン。残り2周のところで左フロントタイヤがパンクしてしまい緊急ピットインを余儀なくされた。

 最後まで動きの絶えなかったGT500クラスだが、後半は堅実な走りを披露した39号車が10秒の大量リードを築きトップチェッカーを受け、今季初優勝を飾った。2位には14号車が入り、これで大嶋和也/坪井翔組がドライバーズランキング首位に浮上した。3位には8号車が入り、今季初の表彰台となった。

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