SGT第5戦富士|公式練習は12号車カルソニックGT-Rがトップ、3メーカーが上位分け合う
2020年のスーパーGT第5戦富士の公式練習は今季初勝利を狙う#12 カルソニック IMPUL GT-Rが速さをみせた。
写真:: Masahide Kamio
富士スピードウェイで開幕した2020スーパーGT第5戦富士。10月2日(土)の午前に公式練習が行なわれ、GT500クラスは#12 カルソニック IMPUL GT-R、GT300クラスは#7 Studie BMW M6がトップタイムを記録した。
今回から人数を制限する形ではあるが、観客を動員してのレース開催ということで、サーキットには朝からスーパーGT観戦を待ちわびていたファンが集まり、少しずつコロナ禍前の熱気が戻りつつある。
そんな中、9時15分に気温22度、路面温度30度のドライコンディションで公式練習が始まった。GT500クラスではセッション序盤からウエイトハンデの軽いマシンが続々と好タイムをだし、#8 ARTA NSX-GTが1分28秒511でトップに浮上。2番手に#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R、3番手に12号車がつけた。
開始から30分を過ぎたところで#37 KeePer TOM’S GR SupraがTGRコーナーでブレーキをロックしコースオフ。幸いマシンにダメージはなく復帰したが、スロー走行でピットに戻ってきた。トラブルなどの心配もあったが、ガレージ内で数分作業したのち再びコースインし順調に周回を重ねていた。
また開始から1時間が過ぎたところで#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTが1コーナーでスピンしイン側のランオフエリアにストップしてしまった。これにより赤旗が出されセッションは中断となった。
マシンの回収が終わりセッションが再開されると、程なくしてGT300クラスの専有走行に突入した。こちらはセッション序盤に#56 リアライズ日産自動車大学校GT-Rが記録した1分37秒447がトップタイムだったが、それを上回ったのが7号車のBMWだった。今回はモラルハザードのペナルティポイント累積により山口智英の公式練習出走が禁止され、相方の荒聖治が走行を続けていたが、最後のアタックで1分37秒138をマークしトップに浮上。公式予選に向けて幸先の良いスタートを切った。2番手には56号車、3番手には#34 Modulo KENWOOD NSX GT3がつけた。
続いてGT500クラスの専有走行では、各車が予選を想定したタイムアタックを積極的に行なった。その中で第2戦富士でポールポジションを獲得した8号車の野尻智紀がタイムをさらに更新し1分28秒356をマーク。このままトップでセッションを終えるかと思われたが、それを上回ったのが今回ノーウエイトで臨む12号車の佐々木大樹だった。セクター3でライバルを0.3秒引き離す速さをみせ1分28秒138を記録。公式練習トップタイムを奪った。2番手には8号車のNSX-GTが続き、3番手に#14 WAKO’S 4CR GR Supraが入り、最終的に3メーカーのマシンが上位を分け合う結果となった。
またチェッカーフラッグが振られた直後に#36 au TOM’S GR Supraが最終コーナーを立ち上がったところでストップしてしまったが、セッションの進行に大きな影響はなかった。
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