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SGT第4戦もてぎ GT500決勝|塚越涙のトップチェッカー、17号車が今季2勝目

2020スーパーGT第4戦もてぎ。GT500クラスは#17 KEIHIN NSX-GTが今季2勝目を挙げ、ランキングトップに浮上した。

#17 KEIHIN NSX-GT

#17 KEIHIN NSX-GT

Masahide Kamio

 ツインリンクもてぎで行なわれた2020スーパーGT第4戦の決勝レース。GT500クラスは後続を寄せ付けない走りを見せた#17 KEIHIN NSX-GTが今季2勝目を飾った。

 天気予報では雨の心配もあったツインリンクもてぎだが、スタート時はドライコンディションとなり気温27度、路面温度34度の中で決勝レースが始まった。

 GT500クラスはポールポジションの#38 ZENT GR Supra(立川祐路)がトップを死守し1コーナーを通過すると、2番手に17号車が続いた。その後方では5番手スタートの#64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也)が序盤からペースをあげ、5コーナーまでに2台をパスし3番手に浮上。そのままトップの2台の背後につけチャンスを伺った。

 序盤から白熱した接近戦となったトップ争いだが、38号車の立川は冷静に対応しポジションをキープした。しかしGT300クラスとの混走が始まった8周目のヘアピンで行く手を塞がれる形となりタイムロス。その隙を17号車のバケットが突き、バックストレートでアウト側からオーバーテイクを決めてトップに浮上した。

 各所でのポジション争いが落ち着いた10周目に大きなクラッシュが発生した。S字コーナーを抜けたところで#87 T-DASHランボルギーニ GT3(高橋翼)が#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀)に接触し、そのままV字コーナー内側のグリーンゾーンを横切るようにスピンを喫し、ちょうどそこにいた#19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資)にクラッシュしてしまった。ふたりとも大きな怪我はなかったようだが、車両回収のためセーフティカーが出動した。

 これにより各車が隊列走行となったのだが、後続が渋滞状態になったところで#7 Studie BMW M6(山口智英)が#22 アールキューズ AMG GT3(和田久)に追突してしまうアクシデントが発生。早くも波乱の展開となった。

 ふたつのアクシデントの車両回収等が終わり15周目にレースが再開されると、17号車のバケットが一気に逃げを打って、17周終了時点で早くも4秒の差をつけた。その後方では#12 カルソニック IMPUL GT-Rの平峰一貴がアグレッシブな走りを見せた。19周目の1コーナーで8号車を抜くと、5コーナーでは64号車伊沢のインを鋭いブレーキングで突き、4番手に浮上した。

 20周を過ぎると各車が続々とピットインを行ないドライバー交代。トップを走る17号車は25周目にピットインし塚越広大にバトンをつないだ。一方の38号車はステイアウトを選択し27周目にピットイン。こちらは石浦宏明が乗り込みピットアウトした。1コーナーでは17号車より前にいたが、タイヤが温まっていないこともあり塚越が3コーナーでオーバーテイクしトップを奪い返した。

 一方レース終盤になっても中団グループは接近戦のバトルが続いた。その中で一時5番手に浮上していた12号車の佐々木がGT300との混走の中で徐々に順位を落としていき、5番手争いを中心に各所で順位が入れ替わる激しいバトルが展開された。

 その中団争いで怒涛の追い上げをみせたのが#37 KeePer TOM’S GR Supraのニック・キャシディだ。44周目のヘアピンで#100 RAYBRIG NSX-GTの山本尚貴を抜くと翌周には#36 au TOM’S GR Supraの関口雄飛に接近。5コーナーでインに飛び込んだがブロックラインをとっていた関口と接触してしまいスピン。10番手までポジションを下げてしまった。さらに36号車もリヤ部分のエアロが脱落するなどダメージを負ってしまった。そのパーツがコース上に落ちたままとなったため、残り17周というところで2度目のセーフティカー出動となった。

 この段階で17号車は後続に対して4秒以上のリードを築いていたが、その間隔がゼロに。残り12周でレース再開となった。GT500クラスとGT300クラスに隊列を並べ直してのリスタートとなり、各所で白熱したバトルが展開された。

 まずは100号車の山本が#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生)をパスし、4番手の#14 WAKO’S 4CR GR Supra(坪井翔)に接近しチャンスを伺った。その後方ではセーフティカー前のアクシデントで順位を落としたキャシディが怒涛の追い上げを見せ、3台を抜いて6番手に浮上。さらに前を走る100号車にも迫る速さをみせた。

 後方でのバトルが絶えない中、17号車の塚越は2番手以下を一気に引き離し、わずか12周で7.7秒もの大量リードを築いて今季2度目のトップチェッカーを受けた。ここが地元レースでもある塚越は、フィニッシュ直後のインタビューで感極まる場面もあった。2位には38号車、3位には16号車RedBull MOTUL MUGEN NSX-GTが入り、今季初表彰台となった。

 一方ランキングトップで今回のレースを迎えた36号車は、チェッカー直前に順位を落としてしまい11位でフィニッシュ。痛恨のノーポイントとなった。これにより、17号車の塚越/バケット組がランキング首位に浮上することとなった。

 

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