SGT第6戦|GT500予選:ARTA NSX-GT今季3度目のPP、ホンダ勢が最前列独占
2020スーパーGT第6戦鈴鹿。GT500クラスの公式予選は、#8 ARTA NSX-GTが今季3回目となるポールポジションを獲得した。
写真:: Masahide Kamio
鈴鹿サーキットで行なわれている2020スーパーGT第6戦のGT500クラス公式予選は、前回の富士大会に続いて#8 ARTA NSX-GTが速さをみせ、2戦連続となる今季3回目のポールポジションを獲得した。
午前中と同様に晴天に恵まれた鈴鹿サーキットだが、気温24度、路面温度26度と暑過ぎないコンディションで、最終コーナーから1コーナー方面に向けた風が強いこともあって、コースレコード更新の期待も高まるセッションとなった。
全15台から8台に絞り込まれるQ1では、朝の公式練習でトップタイムを記録した#64 Modulo NSX-GTからコースインしたが、いち早くアタックを始めたのは#100 RAYBRIG NSX-GTの山本尚貴だった。計測2周目に1分46秒005を記録した。
その直後に、ちょうどアタックに入っていた#23 MOTUL AUTECH GT-Rがダンロップコーナーを抜けたところでコースオフし、アウト側のスポンジバリアにクラッシュしてしまい、赤旗中断となった。
幸い、松田に大きな怪我はなかったが、23号車は満足いくタイムを計測できないまま予選を終えることとなった。
残り5分でセッションが再開されると、タイム計測を終えた100号車を除く13台が続々とコースインし、タイムアタックを行なった。まずは#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀)が1分45秒478を記録すると、#64 Modulo NSX-GT(大津弘樹)が1分45秒254でトップに浮上。公式練習で調子の良かった2台が上位を固めたが、それをさらに上回ったのが#19 WedsSport ADVAN GR Supraだった。宮田莉朋がQ1を担当し1分45秒035を叩き出し、ホンダ勢を逆転。このままチェッカーフラッグとなり、19号車がトップ通過を果たした。
2番手には64号車、3番手には8号車が続き、最後のアタックでタイムを大幅に更新した#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹)が4番手に食い込み、日産勢のトップでQ2進出を果たした。その一方で、#14 WAKO’S 4CR GR Supra(坪井翔)をはじめ、ポイントランキング上位5台が全てQ1で敗退した。いずれも燃料リストリクターの制限が入っている車両ばかりということで、その影響が出たと思われる。
GT300のQ1でも赤旗中断があったため、予定より20分遅れて始まったGT500クラスのQ2。ここでもグリーンシグナル点灯と同時に、各車が続々とコースインして念入りにウォームアップをしていた。まずタイムを出したのは#100 RAYBRIG NSX-GT(牧野任祐)で1分46秒907を記録したが、それを大幅に上回ったのが8号車だった。福住仁嶺がコースレコードに迫る1分44秒963をマークし、早いタイミングでトップに浮上した。これを上回る勢いで64号車の伊沢拓也がアタックをし、セクター3までは区間タイムを更新していたが、最後は0.091秒届かず2番手に。さらにQ1トップだった19号車も国本雄資がアタックしたが0.385秒届かず3番手となった。ここでチェッカーフラッグとなり8号車が今季3度目、前回の第5戦富士から2戦連続となるポールポジションを勝ち取った。2番手には64号車、3番手には19号車が入った。
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