前代未聞の逆転劇! 15番手スタートの23号車MOTUL GT-Rが今季2勝目

2020スーパーGT第6戦鈴鹿。GT500クラスは#23 MOTUL AUTECH GT-Rが奇跡の逆転劇を果たした。

前代未聞の逆転劇! 15番手スタートの23号車MOTUL GT-Rが今季2勝目

 鈴鹿サーキットで行なわれた2020スーパーGT第6戦決勝。GT500クラスは最後尾の15番手からスタートした#23 MOTUL AUTECH GT-Rが今季2勝目を飾った。

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 前日の予選同様に晴天に恵まれた鈴鹿サーキット。同サーキットでは今シーズン初めて観客を動員しての国内最高峰レース開催ということで、スタート前からグランドスタンドを始め熱気に包まれた。

 スタートではトップ3がかなり接近した状態で1コーナーに入ったが、#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀)が先頭を守り、#64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也)、#19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資)が続いた。

 序盤は各車とも様子を見ながらの走行で大きな順位変動はなかったが、その中で際立つ速さをみせたのが、#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹)だった。4番手からスタートした佐々木は、19号車の背後につけて6周目の1コーナーでパスすると、GT300の混走が始まったタイミングで64号車との間隔を縮め、12周目にオーバーテイク。2番手に上がった。この間に8号車の野尻はGT300との混走も上手く利用し、5.5秒のリードを築いた。

 15周を過ぎるとピットも慌ただしくなり始めた。6番手スタートだった#16 RedBull MOTUL MUGEN NSX-GTの右フロントタイヤがパンクしてしまい緊急ピットイン。#14 WAKO’S 4CR GR Supraはレース距離3分の1を迎える手前の17周目にピットに入り、大嶋和也から坪井翔に交代した。

 18周目には8番手を争っていた#100 RAYBRIG NSX-GT(牧野任祐)と#37 KeePer TOM’S GR Supra(ニック・キャシディ)が同時にピットインしたのだが、そのピットロードでキャシディが牧野に追突してしまった。この影響で100号車は修復を余儀なくされてルーティーン作業完了後にガレージへ。37号車は平川に交代したが、後にドライブスルーペナルティを受けることとなった。

 トップ8号車は19周目にピットインし、福住仁嶺が乗り込んだが、2番手の12号車は20周目にピット作業を行ない平峰一貴に交代。8号車より前でコース復帰を果たした。福住が必死に追い上げるも、平峰がタイヤが冷えた状態ながら懸命にブロックしポジションを死守した。

 その直後、GT300クラスの#52 埼玉トヨペットGB GR SupraがS字でクラッシュ。安全確保のためにセーフティカーが出動した。

 実は、このタイミングで最後尾スタートだった#23 MOTUL AUTECH GT-Rはピット作業中だった。SCボード提示により全区間追い越し禁止となり、ペースダウンしている間に23号車は12号車の前でコースに復帰。なんと、この一瞬で一気にトップに浮上した。

 クラッシュした52号車だが、ダメージは少なく自力で復帰。GT500・GT300クラスの隊列分けが完了し、26周目にレースが再開された。まさかの形でトップの座を奪われた12号車の平峰は、GT300の混走を使って23号車(松田次生)の背後に接近。何度もオーバーテイクを試みたが、松田が必死にポジションを守り、GT300の集団が途切れたところで、差を広げにかかった。

 ピットロードでの接触以降もレースを続けていた37号車だが、彼らもフロントボンネットの先端にダメージを負っており、その影響もあってか31周目にピットイン。そのままリタイアとなった。一方、ガレージで修復作業を行なっていた100号車はトップが38周目に入ったところでコースに復帰しゴールを目指した。

 レース後半はアグレッシブな走りをみせた平峰だが、残り10周を切ると3番手の8号車(福住仁嶺)をはじめ後続集団が接近。一瞬も気の抜けない接近戦となったが、平峰はGT300クラスもかき分け2番手を死守した。

 23号車の松田は最後まで集中した走りを披露し、最終的に4.6秒のリードを築いてトップチェッカー。最後尾からスタートして優勝するという前代未聞の逆転劇を見せ、今季2勝目を飾った。2位には12号車が続き、日産勢がワンツーフィニッシュ。3位には8号車が入った。

 

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