SGT第8戦 富士 GT500予選|37号車KeePerスープラが今季2度目のPP、トヨタ勢がトップ4独占
2020スーパーGT第8戦富士。GT500クラスの公式予選は#37 KeePer TOM’S GR Supraがポールポジションを獲得。チャンピオンが決まる大一番の戦いでトヨタGRスープラ勢が予選トップ4を独占した。
写真:: Masahide Kamio
富士スピードウェイで行なわれている2020スーパーGT第8戦富士。GT500クラスの公式予選はトヨタ勢が速さをみせトップ4を独占。#37 KeePer TOM’S GR Supraが今季2度目のポールポジションを獲得した。
午後になって富士スピードウェイ周辺は少し雲が広がり、気温13度、路面温度17度のコンディションで公式予選が始まった。GT500クラスはランキング上位6台が4ポイント以内にひしめく大接戦となっており、優勝に少しでも近づくためにも、Q1から激しいタイムアタック合戦が展開された。
まず好タイムを記録したのが#38 ZENT GR Supra(石浦宏明)で1分27秒046をマークしトップに浮上したが、これを上回ったのが#36 au TOM’S GR Supra(サッシャ・フェネストラズ)。1分36秒790を記録しライバルを圧倒した。他の車両はなかなか1分37秒台を切れないなか、最後に逆転でトップに立ったのは#37 KeePer TOM’S GR Supra(平川亮)だった。1分36秒722を叩き出し、トップでQ2進出を果たした。2番手には36号車、3番手に38号車が続くと、4番手に#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(中山雄一)が食い込み、トヨタ勢がトップ4を独占した。
前回の第7戦もてぎでトップ5独占の快挙を成し遂げたホンダ勢は思いの外苦戦を強いられてしまい、最上位は#64 Modulo NSX-GT(大津弘樹)の5番手。ランキング3番手の#100 RAYBRIG NSX-GT(牧野任祐)は7番手でQ2進出を果たしたが、ランキング首位の#17 KEIHIN NSX-GT(ベルトラン・バケットは11番手、今季3度のポールポジションを獲得している#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀)は10番手に終わるなど、翌日の決勝に向けて少し苦しいグリッドポジションとなった。
上位8台で争われたQ2もトヨタ勢の速さは健在だった。まずは64号車の伊沢拓也が1分27秒113でトップに躍り出たが、39号車のヘイキ・コバライネンが大きく上回り1分26秒753をマークした。さらにその直後にアタックしていた37号車の山下健太がセクター1から驚異的な速さをみせ、コースレコードを塗り替える1分26秒386を記録。2番手以下に0.367秒の差をつけた。
その後も各車が果敢にアタックを行なったが、トップタイムを更新する者が現れないままチェッカーフラッグ。37号車が開幕戦以来となる今季2度目のポールポジションを獲得した。2番手には39号車が続くと、3番手に36号車、4番手に38号車とトヨタ勢がトップ4を独占。ホンダ勢のトップはQ1と変わらず64号車の5番手、日産勢の最上位は#23 MOTUL AUTECH GT-Rの6番手となった。
これで37号車の平川はポールポジションボーナスの1ポイントを獲得し、チャンピオン争いでも一歩リードする形となった。
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