スーパーGT 第8戦:もてぎ
埼玉トヨペットGreen Brave、悲願のスーパーGT初タイトル。ディーラーが勝ち得た王座は「チームにとって自信になるはず」【GT300:チャンピオン記者会見】
スーパーGTのGT300クラスでチャンピオンに輝いた埼玉トヨペット Green Brave。吉田広樹は、ディーラーチームはプロのレースチームと対抗してタイトルを獲得できたことは、チームメンバーにとっても自信になるはずだと語った。
戎井健一郎
編集: 2023/11/05 21:52
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

2023年スーパーGTのGT300クラスは、52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GTの吉田広樹、川合孝汰組がチャンピオンを獲得した。スーパーGTで初のタイトルを手にした埼玉トヨペットの面々が、記者会見で喜びを語った。
2020年にGRスープラを導入した埼玉トヨペットは、以後コンスタントにタイトル争いに絡むも、あと一歩で届かないシーズンが続いた。しかし今シーズンは、第6戦SUGO、第7戦オートポリスで連勝して大きく流れを手繰り寄せ、悲願の初タイトルを手にした。
青柳浩監督は、このタイトルを夢のようだと表現した。
「先程もお話させていただきましたが、夢にまで見た舞台でした」
「販売店の人間としてモータースポーツにチャレンジをしてきました。スーパーGTに参戦して7年。まだまだタイトル獲得は難しいと思っていた中で、このGT300の頂点に立つことができたのは本当に嬉しく思います」
「すごく光栄なことですし、こういうディーラーが活躍することによってモータースポーツを盛り上げていく一翼を担いたいと思う中でのタイトル獲得を本当に嬉しく思います」
そして2019年から埼玉トヨペットに所属する吉田は、ディーラーチームとして国内最高峰の舞台でチャンピオンになれたことは、チームにとっても自信になったはずだと語った。
「自分はこのチームに移ってきて5年目ですが、コロナ禍で不規則なスケジュールなどがある中でランキング2位だったり、昨年も最終戦までチャンピオン争いができたりと、そういうレースは何回かありました」
「ただ正直、これまではなかなか詰めきれない部分がありました。今年は同じようなミスをせずに自分たちのベストを尽くすレースを心がけてきましたが、どのレースも紙一重というところがありました。今年はその紙一重の良い方をレースごとに拾えてきたと思っていて、その結果がシリーズチャンピオンです」
「今日は1ポイントでも獲れれば(チャンピオン)という状況でしたが、ドライバーだけでなくメカニックもプレッシャーをすごく感じていました。ドライバー、チームみんなが同じようなプレッシャーの中、ミスなくフォローし合ってきた結果がこのチャンピオンだと思うので、僕自身すごく嬉しいです」
「チームにとっても、周りにプロフェッショナルなメカニックに紛れてディーラーチームとしてやってきた中で、自分たちの自信になると思います。そういう意味でも、このシリーズチャンピオンをとても嬉しく思っています」
相方の川合も、チームへの感謝を次のように述べた。
「僕は埼玉トヨペットさんに入れさせていただいて4年目です。元々FIA F4をやっていましたが、所属していたチームが撤退するところから、実はお声がけを頂いて、そこから大変お世話になりました」
「従来通りのスケジュールで進まないコロナ禍でデビューして、初めてのクルマと、右も左も分からないまま僕は入らせていただきました。しかし監督をはじめ、一緒に組ませて頂いた吉田さん、チームメカニックの方々、埼玉トヨペットの会社の皆様に色々と教えていただき、助けていただきました」
「しっかりと結果として恩返ししていきたいと思っていましたが、あと一歩届かないシーズンが3年続いていました。それがまず、今回チャンピオンという形で結果を残せたことは非常に嬉しいです」
「今日はスタートを担当しましたが、最後吉田さんがチェッカーを受けた後にメカニックの皆さんの笑顔や、チームの皆さんのホッとした顔を見ることができたのは、非常に嬉しかったです」
1ポイントでも獲得すればタイトルという、圧倒的優位な状況で最終戦を迎えた52号車。スタートドライバーの川合は、途中ボンネットに物が当たるというハプニングに冷や汗をかいたというが、タイヤ無交換作戦のためタイヤを労わりながら吉田にバトンを渡した。
そして吉田のスティントでは雨が降ったが、中団でポイント圏内を守り抜き7位でチェッカーを受けた。ただ吉田は、こういったトリッキーなコンディションでも攻められるよう、自分自身さらに成長したいと貪欲な姿勢を見せた。
「シリーズチャンピオンというところでは、2号車の順位に関係なく、自分たちのベストなレースを心がけようとチームで決めて挑んでいました。ひとつでも前の順位でという気持ちで、孝汰が前のクルマに詰まっているのであれば早めにピットインしようというところでドライバー交代を行ないました」
「そういった想いで戦っていましたが、最後雨が降ってきた時には、色んな車種やタイヤメーカーが異なるシリーズの中で、自分たちのライバルに雨の中スリックで負けるのがドライバーとして少し悔しいという気持ちがあり、どうにか踏ん張って戦いたいという個人的な想いと、チームとしてどういう走りをしなければならないかということを考えて、できるだけリスクがない方を選びました」
「今回はそれでチャンピオンといういい結果に結びつきましたが、今後のレースの中ではそういうコンディションでこそ攻め切らなきゃいけない状況も出てくると思います。そういう部分で自信を持って戦えるように成長していきたいと、個人的に思ったレースでした」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 au TOM'S、スーパーGTで久々の“シーズン3勝チャンピオン”。宮田莉朋「36号車らしい力強いレースができた」【GT500:チャンピオン記者会見】
次の記事 トヨタの豊田章男会長、36号車au TOM'SのスーパーGTタイトル獲得を祝福。宮田莉朋の国内二冠にも喜び
More from
戎井健一郎

ザック・オサリバン、エンヴィジョンから来季フォーミュラE参戦が決定。元ウイリアムズF1育成、直近2年は日本で活躍
フォーミュラE
フォーミュラE 1 日前
ザック・オサリバン、エンヴィジョンから来季フォーミュラE参戦が決定。元ウイリアムズF1育成、直近2年は日本で活躍

スーパーGT第6戦SUGOのエントリーリスト発表。前戦大クラッシュの埼玉Green Braveも名を連ねる
スーパーGT
スーパーGT 8 日前
スーパーGT第6戦SUGOのエントリーリスト発表。前戦大クラッシュの埼玉Green Braveも名を連ねる

「こんなもんでいいんだよ」ベテラン野尻智紀が、初優勝を渇望する相方・佐藤蓮に与えたかった“気付き”
スーパーGT
スーパーGT
第5戦:鈴鹿
21 日前
「こんなもんでいいんだよ」ベテラン野尻智紀が、初優勝を渇望する相方・佐藤蓮に与えたかった“気付き”
最新ニュース

テック3、Moto2のセナ・アジアスを2027年に起用! マリーニと合わせラインアップ一新
MotoGP
MGP MotoGP 4 分前
テック3、Moto2のセナ・アジアスを2027年に起用! マリーニと合わせラインアップ一新

腕上がりに苦しんだマルティン、オーストリア後に”手術するしない”の対応判断へ
MotoGP
MGP MotoGP
オーストリアGP
1 時間前
腕上がりに苦しんだマルティン、オーストリア後に”手術するしない”の対応判断へ

全24戦の2027年F1カレンダー発表! 4月上旬の日本GPやモナコGPなど10戦でスプリント実施
F1
F1 F1
スペインGP
1 時間前
全24戦の2027年F1カレンダー発表! 4月上旬の日本GPやモナコGPなど10戦でスプリント実施

【速報】2027年F1日本GPは初のスプリントレース実施! 4月9日〜11日に第4戦として開催
F1
F1 F1 1 時間前
【速報】2027年F1日本GPは初のスプリントレース実施! 4月9日〜11日に第4戦として開催
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録