24号車リアライズ、燃料タンク容量の超過で予選タイム全抹消。ポールポジションが幻に消える
スーパーGT第3戦鈴鹿の予選でトップタイムを記録していた24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zは、ガスパックの容量違反によって予選タイムを削除され、36号車au TOM'S GR Supraが繰り上がりポールポジションとなった。
#24 リアライズコーポレーション ADVAN Z
Masahide Kamio
鈴鹿サーキットで行なわれたスーパーGT第3戦の予選では、24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zがトップタイムをマークした。しかし24号車は再車検で不合格となり、予選タイムを抹消されてしまった。
公式通知では、再車検で違反とみなされた内容は「ガスパック容量違反」とされている。100Lと規定されている燃料タンクの容量がペットボトル約1本分、600ccほどオーバーしていたようだ。
これはどういうことなのか? どうやらDTMとの共通規則“Class1”が源流である現行のGT500規則車両は、燃料タンク自体が100Lより少し大きい容量になっているようで、チームはそこにボールなどの詰め物をすることで容量を100L以内にコントロールしているという。しかし、KONDO RACINGの場合は600cc多く入ってしまっていたようだ。
結果的に最後尾スタートとなってしまった24号車だが、佐々木は「予選の速さには間違いがなかった」として前を向いた。
Photo by: Masahide Kamio
「予選は軽タンクで走るので、速さがあったことには間違いありません」
「失格と聞くと、車高の違反やエンジンの違反を思い浮かべると思います。ただ、今回はほんの些細な違反だったので、もったいなかったですね」
なお24号車が予選タイムを抹消されたことにより、決勝レースは36号車au TOM'S GR Supraが繰り上がりでポールポジションからスタートすることになる。
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