スーパーGT 第4戦:富士
38号車ZENT、立川祐路の“最後の富士”は5位。後半戦に向けチームも気を引き締める「トラブルがあるうちは表彰台に立てない」
スーパーGT第4戦富士で、38号車ZENT CERUMO GR Supraは5位となった。チームは戦略的にもうまくいったレースだと振り返りつつ、後半戦に向けては結果を残すために何が必要かを考えていきたいとした。
公開日時: 2023/08/10 5:34
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富士スピードウェイで行なわれたスーパーGT第4戦で、38号車ZENT CERUMO GR Supraは5位。今季限りで引退する立川祐路にとっては、過去9勝を挙げた富士でのラストレースとなった。
7番グリッドからレースをスタートした38号車は、決勝直前のウォームアップ走行を前にブレーキにトラブルが見つかり、満足に走行できず。ただ無事にレース出走を果たし、目まぐるしく路面コンディションの変わるレースを戦っていった。
スタートドライバーは立川で、チームは雨用のセットアップをマシンに施していたが、レースは開始後すぐにドライ路面になるという展開。そんな中でも立川はドライタイヤに履き替えて中団グループで奮闘。55周目に石浦宏明にドライバー交代した。
ドライバー交代の際のピットストップ作業では、リヤウイングの角度調整中にピットアウトしてしまい、調整用の工具がリヤウイングのステーについたままになってしまうというハプニングもあったが幸い走行には支障がなかった。
その後、赤旗中断中に大雨が降ったことでレースは再びウエットレースに。そこで石浦はポジションを上げるが、最終盤にまたも路面が乾いたこともあり、最終的には6番手でのチェッカーとなった。そして他車のペナルティにより、最終順位は5位だった。
開幕戦以来となる5位を手にした38号車。立川はチームのプレスリリースに寄せたコメントの中でレースを振り返り、展開を考えれば妥当な順位だったとしつつ、残りのレースで上位を狙いたいと総括した。
「思ったより序盤雨が降らなかったですね。僕たちはもう少し雨が降るような予想をしていて、その方向にセットアップをしていたのですが、それが若干裏目に出て、早い段階からドライコンディションのレースが続いてしまったので、少し苦しかったです」
「アンダーステアもけっこうありました。そんななかでも、 後半ウエットになれば展開が変わりチャンスがあると思っていたので、中盤ドライのときに、少しでも前についていこうと頑張っていき、最後の富士スピードウェイでのレースを走り切ることができました」
「今週のポテンシャルを考えると、5位というのは順当な順位だったようにも感じます。もちろん展開次第ではもう少し前も見えましたが、石浦選手も頑張ってくれましたし、チームのタイヤ選択も良かったと思います。クルマのフィーリングも良いものになってきているので、残り4レース、次の鈴鹿ではもっと前でレースができるように頑張りたいです」
また後半スティントを担当した石浦は、ドライ路面で思ったようなパフォーマンスが出せなかったと語るが、自分たちのベストを尽くせたと振り返った。
#38 ZENT CERUMO GR Supra
Photo by: Masahide Kamio
「ウォームアップでブレーキにトラブルが見つかったことで、バランスのチェックができないままレースを戦うことになりましたが、立川選手がスタートした後はアンダーステアが強いというコメントがありました。ただレース後半は天候が荒れることは分かっていたので、しぶとくレースをするしかないと思いました」
「予定どおり55周目にピットインし、自分は45周を走るスティントでしたが、スリックタイヤで出てから思いのほかペースが上がらず、ピットイン後順位が下がっていたのですが、雨が降ってきてウエットタイヤに替えた後はパフォーマンスを感じることができました。良いペースでポジションを上げていましたが、乾きだしてからはオーバーステアでタイヤも厳しくなってしまいましたね」
「今回のレースは自分たちのベストを尽くすことができましたし、自分たちの実力を出せたと思います。セットアップを大きく変えた緒戦でデータも採れましたし、次戦もチャンスがあると思っています」
そして村田淳一監督は、そんなドライバーたちの頑張りを讃えつつも、チームとしてトラブルフリーでレースを乗り切って、2021年以来となる表彰台を獲得するためにも、一段と気を引き締めていきたいと述べた。
「路面状況が次々と変わっていくレースでしたが、ストラテジーとしてはうまくやれたのではないでしょうか。そこはエンジニア陣に感謝ですね。燃費も問題ありませんでしたからね」
「とは言え、ウォームアップで走行できなかったり、 チームとして全体のコントロールがうまくできなかったところもあります。決勝ペースにも響いたようにも感じますし、ピットでのミスなどもありました。 そういったトラブルがあるうちは表彰台に立てませんし、結果は5位でしたが、 反省点が多いレースでした」
「ドライバーはすごく頑張ってくれましたし、エンジニアもしっかり考えてくれましたが、監督として至らない点もありました。 シーズン後半戦に向けてその点を引き締め、もう一度しっかりと結果を残すために何ができるかを考えていきたいと思います」
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