スーパーGT 第6戦:SUGO

タイトル候補浮上から一転、優勝が幻となった17号車Astemo。車検不合格となったスキッドブロックの局地的なすり減りにチーム側も驚き

スーパーGT第6戦SUGOで失格となり、GT500の優勝が幻となった17号車Astemo NSX-GT。スキッドブロックの厚さが足りないことで失格となったが、そのすり減り方にはチームも驚いているようだ。

#17 Astemo NSX-GT

 スポーツランドSUGOで行なわれたスーパーGT第6戦では、GT500クラスのトップチェッカーを受けた17号車Astemo NSX-GTが失格裁定を受けた。レース後の再車検で、スキッドブロックの規定違反が認められたからだ。

 スキッドブロックとは、車体の底面に取り付けられた板状の部品。このパーツの厚みはレギュレーションで規定されているが、例えレース前の車検をクリアしたとしても、レース中に規定違反になるほど削れてしまい、さらに再車検の対象となってそれが発覚すると、車検不合格となってしまう。第5戦鈴鹿でも、2番手に入った23号車MOTUL AUTECH Zが再車検でスキッドブロック違反が認められ、失格となっている。

 23号車のケースに関しては、タイヤトラブルにより車高が下がってしまい、それがスキッドブロックを削ることに繋がってしまったと日産の松村基宏総監督が説明していたが、今回の17号車に関しては、担当エンジニアの田坂泰啓氏も「ウチは一番(車体の底を)擦ってない方でしたから」と困惑した表情を浮かべる。

 田坂エンジニアによると、17号車はスキッドブロック全面が削れていたのではなく、一部分の厚さがわずかに足りなかったのだという。「全面が満遍なく擦っているわけではないので、車高が足りなかったわけではないと思います。スキッドブロックの剛性の弱い部分が減ってしまった、ということかもしれません」と彼は語る。

 スキッドブロックが削れたことがパフォーマンスには影響していないと主張する田坂エンジニア。今回17号車は燃料リストリクターで燃料流量が1段階下げられている段階ながら、力強いレースペースでトップチェッカーを受けたが、想定通りのレース運びができていたようだ。

「最終コーナーで負荷のかかる左のリヤタイヤを中心に、タイヤが厳しくなるのは分かっていたので、そこをケアすることを意識してセッティングをしていました」

「最後はタイヤのゴムがなくなると思っていたので、残り10周だろうと。思った通りの展開でしたね」

 今回17号車は優勝していれば、トップと1ポイント差のランキング2番手となるはずだった。シリーズタイトルの有力候補として残り2戦に臨めるはずだったが、一転して無得点に終わった。トップとの差は22点。タイトル争いを考えても痛すぎる失格となった。

 

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