スーパーGT 第8戦:もてぎ
PP獲得で逆転タイトルをその手に近づけた3号車Niterra。ラストレースのミシュランに「その性能を誇って去ってもらいたい」
スーパーGT第8戦もてぎでポールポジションを獲得した3号車Niterra MOTUL Zのドライバーたちは、今回がGT500ラストレースとなるミシュランのタイヤ性能を引き出せたことを喜んでおり、その性能を誇って欲しいと語った。
戎井健一郎
編集: 2023/11/04 10:59
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モビリティリゾートもてぎで行なわれたスーパーGT第8戦(最終戦)の予選では、3号車Niterra MOTUL ZがGT500クラスのポールポジションを獲得した。逆転でのシリーズタイトルを狙う千代勝正、高星明誠組は記者会見の中で、今回がラストレースとなるミシュランへの思いも語った。
ポイントリーダーの36号車au TOM'S GR Supraと7点差のランキング2番手でもてぎに乗り込んだ3号車。しかし公式練習から好調で、予選でもQ1、Q2共にトップタイムでポールポジションを獲得した。これで3番グリッドスタートの36号車が予選順位通りの3位に終われば、3号車の千代、高星組は優勝でタイトルを決めることができる。
昨年から2年連続でタイトル争いに絡みながらも、ポールポジションは初となる千代、高星組。「ここ(ポールの会見)に来たことがないのですごく緊張しています」と言うQ1担当の高星は、会見で予選をこう振り返った。
「練習走行から僕たちはすごく調子良くて、コンディションにタイヤもすごく合っていて速さを見せられている状況だったので、そのままの勢いで予選を走れればポールを獲れるという思いでいました」
「なのでクルマのセットもそこまで大きく変えることなくアジャストする程度で、Q1も練習走行と同じフィーリングで走れたので良かったんじゃないかなと思います」
またQ2を走った千代は次のように振り返った。
「高星選手はQ1からQ2に向けて、タイヤのウォームアップの状況だったりクルマのバランスだったり、的確に伝えてくれました」
「Q2は朝(練習走行)のコンディションと比べて2秒以上速いんですよね。全然景色が違って一発勝負なところがあって、結構プレッシャーもあったんですがそれも楽しませてもらえました」
そして今回のレースは、今季限りでGT500の活動を休止するミシュランの、GT500でのラストレース。最高峰クラスに昇格して以来、長年ミシュランユーザーのチームで戦ってきた千代は、そんな特別なレースで実力を出し切れたことを喜んだ。
Photo by: Masahide Kamio
千代勝正
「今回特別な気持ちがあったとすれば、ミシュランタイヤでアタックできるのは、しばらくはこれが最後になりそうだということです」
「思い返せば、僕がGT500にデビューした2016年の最初の予選(岡山のQ1)もトップだったんですよ。最初と最後が一番時計で終われて満足していますし、ミシュランで長く仕事しているエンジニアからも予選前に『最後頼んだよ』と肩を叩かれて、『ひと仕事やってきますね』という話をしました。彼らが作ってくれたタイヤのパフォーマンスを最大限発揮できたということはドライバーとして一番の喜びだし、今日はすごく嬉しいです」
また高星もレースに向けた意気込みを語る中で、ミシュランにはその性能の高さを誇って欲しいと述べた。
「(36号車との)ポイント差でいうと7から6になったと思うんですけど、今の予選順位を考えるとその1ポイントは正直どっちでもいいなという感じです。1位でゴールできても相手が2位だったら(タイトルを)獲れないし、相手が3位だったら獲れるという状況に変わりはないので、予選前の気持ちと変わりはないです」
「シリーズのこと以上に、前回のオートポリスで36号車に抜かれて負けてしまっているので、まずは決勝で彼らの前でゴールして勝ちきりたいというのが一番に思っているところです」
「速さは今日アピールできたので、今度はレースの強さをアピールして、ミシュランにそのタイヤの性能を誇って去ってもらいたいという思いです」
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