レースレポート
スーパーGT 第4戦:富士
1位から5位までスープラ! トヨタ勢がレース1を圧倒。優勝はau TOM'S坪井|スーパーGT第4戦
スーパーGT第4戦富士スプリントのRace1では、1号車au TOM'S GR Supraの坪井翔が優勝を飾った。
戎井健一郎
公開日時: 2025/08/02 10:29
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

写真:: Masahide Kamio
8月2日(土)、スーパーGT第4戦富士スプリントのRace1(35周)が行なわれた。優勝したのは坪井翔(#1 au TOM'S GR Supra/GT500クラス)とチャーリー・ファグ(#777 D'station Vantage GT3/GT300クラス)だった。
スプリントフォーマットでの開催となる今回の富士大会は、まず土曜日に2クラス混走のRace1が行なわれ、日曜日に2クラスそれぞれ50分で争うRace2が行なわれる流れとなる。Race1のグリッドは昼の計時予選で決定された。
決勝前のグリッドはいつもの夏の富士よりやや落ち着いた雰囲気が感じられた一方、北の空から大きな雨雲が南下してきていた。厳しい日差しが照りつける中で路面温度は57℃まで上昇したが、レースが終わるまでに雨雲がサーキット上空にたどり着くかどうか……パドックがざわつく中でスタート時刻の15時15分を迎えた。
GT500
GT500クラスのポールは19号車WedsSport ADVAN GR Supraの阪口晴南。本命と言われる1号車au TOM'Sの坪井を上回ってみせた(坪井は2番手)。グリッド上位はトヨタGRスープラが占める形となり、日産Zは中位、ホンダ・シビックは下位に分布した。
スタートでは、3番グリッド出走の38号車KeePer CERUMO GR Supra大湯都史樹がau TOM'S坪井をオーバーテイクして2番手浮上。しかし坪井も負けじとダンロップコーナー(シケイン)で大湯を抜き返すと、その勢いでトップのWedsSport阪口にも襲い掛からんとした。
その後ろでは中団で接触が起きていた。コカ・コーラコーナー(Aコーナー)で14号車ENEOS X PRIME GR Supraの大嶋和也が100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GTの牧野任祐と接触し、スピン状態に陥りウォールにクラッシュ。これでセーフティカーが出された。
レースは6周目にリスタートが切られた。au TOM'S坪井は早速、1コーナーからコカ・コーラコーナーにかけてWedsSport阪口を料理してトップに浮上。KeePer CERUMO大湯もADVANコーナー(ヘアピン)で阪口を抜いて2番手に上がった。
また、後方グリッドから追い上げを見せていた37号車Deloitte TOM'S GR Supraの笹原右京が13周目に5番手に浮上すると、コース上に残っている5台のスープラがトップ〜5番手を独占。日産勢、ホンダ勢にとっては、昨年から続くトヨタの連勝を止めるのは難しい状況となった。
レース折り返しを過ぎると、上空はすっかり曇り空となり、弱い雨も確認された。この時点でau TOM'S坪井を追いかけられていたのは3秒後方にいるKeePer CERUMO大湯だけで、3番手以下は15秒以上離されてしまった。
坪井は追いすがる大湯を退けてトップチェッカー。au TOM'Sにとっては開幕戦に続く今季2勝目となった。2位にKeePer CERUMO大湯、3位にDeloitte TOM'S笹原、4位にWedsSport阪口、そして5位に39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraサッシャ・フェネストラズと、トヨタ勢が圧倒的な強さを見せた。日産最上位は12号車TRS IMPUL with SDG Zのベルトラン・バゲットの6位、ホンダ最上位は100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GTの牧野任祐の7位だった。
GT300
GT300のポールシッターは2号車HYPER WATER INGING GR86 GT(ブリヂストン)の平良響。2番手以降は山内英輝(#61 SUBARU BRZ R&D SPORT/ダンロップ)、小林利徠斗(#7 CARGUY Ferrari 296 GT3/ヨコハマ)、チャーリー・ファグ(#777 D'station Vantage GT3/ダンロップ)、片岡龍也(#4 グッドスマイル 初音ミク AMG/ダンロップ)と続き、車種もタイヤメーカーも分かれた印象だ。
オープニングラップではトップHYPER WATER平良、2番手SUBARU山内のオーダーは変わらず。GT500のアクシデントでセーフティカーが出されたが、GT300でも96号車K-tunes RC F GT3新田守男と87号車METALIVE S Lamborghini GT3松浦孝亮にも接触があったようで、フロントにダメージを負った新田はガレージにマシンを収めた。
10周を過ぎてSUBARU山内が順位を落とし始めると、新たに2番手に上がったD'stationファグはトップに肉薄し始めた。そして路面温度も下がり、コース上にごく弱い雨も確認されるようになった21周目、ファグはTGRコーナー(1コーナー)でHYPER WATER平良を抜いて首位浮上。平良は後ろに控えたライバルに次々抜かれ、5番手まで落ちた。
ただ首位のD'stationファグは、今度はグッドスマイル片岡からプレッシャーをかけられる立場となった……と思えば、片岡の背後には65号車LEON PYRAMID AMGの蒲生尚弥が迫る……GT300は三つ巴の優勝争いに変わった。
最終的にはCARGUY小林も追いつき4台のパックとなった先頭集団だが、ファグは首位を譲ることなくチェッカーを受け、D'stationが今季初勝利を飾った。2位はグッドスマイル片岡、3位はポイントリーダーのLEON蒲生だった。
なお、今回のRace1の結果によって与えられるシリーズポイントは通常の半分で、GT500の勝者には10点、GT300の勝者には12.5点の加算。また走行を担当したドライバーだけでなく、ペアを組む相方のドライバーにもこのポイントは付与される。
Race2は3日(日)の午後に各クラス単独レースとして開催。GT300は14時15分から、GT500は16時50分から、それぞれ50分レースとして行なわれる。
Charlie Fagg, #777 D'station Vantage GT3
写真: Masahide Kamio
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 au TOM'S坪井翔が完勝! KeePer CERUMO大湯及ばず|スーパーGT第4戦富士スプリント:Race1結果速報
次の記事 予選で特大ミスしてもフロントロウ&優勝! au TOM'S坪井翔、磐石「グリッド2列目までにいればチャンスあると思っていた」
More from
戎井健一郎

太田格之進、最終ラウンド待たずしてスーパーフォーミュラ初王座決めるか。富士戦終えてライバルとの差を1点でも広げれば戴冠
スーパーフォーミュラ
スーパーフォーミュラ 1 時間前
太田格之進、最終ラウンド待たずしてスーパーフォーミュラ初王座決めるか。富士戦終えてライバルとの差を1点でも広げれば戴冠

グランツーリスモに収録決定! スポーツランドSUGOってどんなコース? フラガ&利徠斗が解説……実装前に難所を予習しよう
スーパーフォーミュラ
スーパーフォーミュラ 7 日前
グランツーリスモに収録決定! スポーツランドSUGOってどんなコース? フラガ&利徠斗が解説……実装前に難所を予習しよう

次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」
WEC
WEC
Fuji
9 日前
次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」
最新ニュース

太田格之進、最終ラウンド待たずしてスーパーフォーミュラ初王座決めるか。富士戦終えてライバルとの差を1点でも広げれば戴冠
スーパーフォーミュラ
SF スーパーフォーミュラ 1 時間前
太田格之進、最終ラウンド待たずしてスーパーフォーミュラ初王座決めるか。富士戦終えてライバルとの差を1点でも広げれば戴冠

チーム全員での合わせ技一本! ブルツ、トヨタのWEC富士優勝の舞台裏語る「フォトグラファーも含め、全員で協力した」
WEC
WEC WEC
Fuji
1 時間前
チーム全員での合わせ技一本! ブルツ、トヨタのWEC富士優勝の舞台裏語る「フォトグラファーも含め、全員で協力した」

レッドブルの驚異的な開発力。ついに優勝にまで辿りついた……メキーズ代表も満足「これが我々の真骨頂だ!」
F1
F1 F1
バーレーンGP
1 時間前
レッドブルの驚異的な開発力。ついに優勝にまで辿りついた……メキーズ代表も満足「これが我々の真骨頂だ!」

前戦PUトラブルのラッセル、シンガポールGPでグリッド降格ペナルティの見込み。アントネッリとの点差が離れる中、さらなる痛手
F1
F1 F1
バーレーンGP
2 時間前
前戦PUトラブルのラッセル、シンガポールGPでグリッド降格ペナルティの見込み。アントネッリとの点差が離れる中、さらなる痛手
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録