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ENEOS福住仁嶺、トヨタ移籍後初勝利! au TOM'S、ノーウエイト戦で2年ぶり黒星|スーパーGT第4戦富士レース2レポート

スーパーGT第4戦富士スプリントのレース2では、4号車ENEOS X PRIME GR Supraの福住仁嶺が優勝した。

Nirei Fukuzumi, #14 ENEOS X PRIME GR Supra

写真:: Masahide Kamio

 8月3日、スーパーGT第4戦富士スプリントのRace2が行なわれた。各クラス単独の50分レースとして開催され、それぞれ福住仁嶺(14号車ENEOS X PRIME GR Supra)、藤井誠暢(777号車D'station Vantage GT3/GT300クラス)が優勝を飾った。

 土日で合計3本のスプリントレースが開催された今回の富士スプリント。日曜のレース2は土曜のレース1とは異なるドライバーがマシンに乗り込み、GT500、GT300に分かれて各クラス50分のレースが実施された。GT300は快晴の下で14時15分から、GT500は曇り空の下で16時50分にスタートした。

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GT500

 GT500のポールシッターは、この1年で鈴鹿と岡山のコースレコードを塗り替えた福住仁嶺(14号車ENEOS X PRIME GR Supra)。ENEOSはレース1でのクラッシュにより深夜3時ごろまで修復作業が続いたというが、そのハードワークに報いるポールとなった。2番手には、スプリント2連勝を狙う1号車au TOM'S GR Supraの山下健太がつけ、5番手までスープラ勢が続いた。

 スタートではENEOS福住、au TOM'S山下、38号車KeePer CERUMO GR Supra石浦宏明のトップ3は変わらず。4番手スタートの19号車WedsSport ADVAN GR Supraの国本雄資はウォームアップが苦しいのか、1周で8番手までポジションを落としてしまった。なお、その後もペースが上がらず最後尾付近まで落ちたWedsSportはタイヤ交換のためレース後半にピットへ。今回のスプリント戦で唯一の“ピットストップ”となった。

 それでも4番手まではスープラ勢となり、5番手には12号車TRS IMPUL with SDG Zの平峰一貴がつけ、日産勢最上位となった。4番手を走る39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraの関口雄飛に接近し、スープラの牙城を崩そうとしていたIMPUL平峰だったが、1コーナーで接触しながらWedsSportを追い出したとして10秒タイムペナルティが科されてしまった。

 そして平峰の後ろ6番手にはホンダ勢最上位の8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTの松下信治がつけていたものの、次第にポジションを落とし、6番手争いは24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zの名取鉄平、3号車Niterra MOTUL Zの三宅淳詞によるZ対決に。2台は文字通り火花を散らしながらバトルを繰り広げていたが、名取はコカ・コーラコーナー(Aコーナー)で三宅を押し出したとして5秒のペナルティを受けてしまった。

 一方で優勝争いは、ENEOS福住とau TOM'S山下の一騎討ちに。両者のギャップは2秒前後のまま変わらず、そのままレースは後半戦に突入した。そして残り5分で1.2秒、残り3分で1.0秒……緊張感のある最終盤となった。

 2台の差は0.9秒でファイナルラップに突入。福住は最後まで落ち着いた走りでポジションを守りきり、0.728差でトップチェッカーを受けた。これでENEOSは今季初優勝、福住にとってもトヨタ移籍後初優勝となった。

 2位は山下。au TOM'Sにとっては、ノーウエイトのレースで優勝を逃すのは2023年開幕戦岡山以来となった。3位はKeePer CERUMO石浦で、スープラが表彰台を独占した。日産最上位は、ペナルティを跳ね除けて5位に入ったIMPUL平峰で、ホンダ最上位は64号車Modulo CIVIC TYPE R-GTの大草りき。ホンダ勢唯一の入賞となった。

GT300

 GT300の予選でポールポジションを獲得したのは、777号車D'station Vantage GT3の藤井誠暢。前戦レース1はチャーリー・ファグの手で勝利を手にしており、連勝がかかっていた。2番手には谷口信輝(4号車グッドスマイル 初音ミク AMG)、3番手に堤優威(2号車HYPER WATER INGING GR86 GT)となった。

 スタート直後の1コーナーでは、HYPER WATER堤がブレーキングで飛び込み2番手浮上。D'station藤井、HYPER WATER堤、グッドスマイル谷口というトップ3のオーダーでレースが進行した。中団では接触があり、小山美姫(31号車apr LC500h GT)、片山義章(6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI)が早々にレースを終えた。

 レース序盤、5番手を走行していた井口卓人(61号車SUBARU BRZ R&D SPORT)がAコーナーを立ち上がったところで突如ストップ。井口はウインカーを出しながらランオフへ緊急退避しており、異常を察知してマシンを止めたようだ。なお中継ではエンジンブローだったというチームの談話があった。第2戦富士ではトップ快走中の最終ラップにエンジンブローに見舞われた井口は、またしても悔しいリタイアとなった。

 HYPER WATER堤がトップのD'station藤井をつかず離れずで追いかける中、4番手以降はバトルが白熱した。その集団を潜り抜けてきたのが8番手スタートの菅波冬悟(#65 LEON PYRAMID AMG)で、やがてグッドスマイル谷口に追いつくと、22周目のTGRコーナー(1コーナー)でオーバーテイクし表彰台圏内の3番手にあがった。

 結局藤井は堤との1秒前後のギャップを31周にわたって守り切り、トップチェッカー。D'stationは富士スプリントを2連勝と最高の形で締めくくることとなった。2位はHYPER WATER堤、3位はLEON菅波だった。

 その他、5号車マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号の木村偉織がチームにとって久々の上位入賞となる4位。予選タイム抹消で最後尾からの追い上げとなった平手晃平(56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R)は、17ポジションアップの11位で入賞を果たした。

 ポイントランキングは、LEONの蒲生尚弥/菅波組が61ポイントで首位をキープしたが、今回連勝のD'station藤井/ファグ組が56.5ポイントの2番手で肉薄している。

 

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