au TOM'S、ノーウエイト戦で2年4ヵ月ぶりに勝利逃す。山下健太、激走も届かず2位「本当に“負けた”という感じ」
スーパーGT第4戦富士スプリントのレース2で2位に終わった山下健太。同じスープラを駆る福住仁嶺を捉えることはできず「完敗だった」と振り返った。
写真:: Masahide Kamio
富士スピードウェイで行なわれたスーパーGT第4戦。50分のスプリントとなったGT500のレース2で、1号車au TOM'S GR Supraの山下健太は優勝候補大本命に挙げられながらも2位に終わった。ノーウエイトでのレースではここ最近負けなしだったau TOM'Sが、スプリントという特殊なフォーマット下で行なわれたノーハンデ戦でついに土をつけられた。
通常、スーパーGTでは獲得ポイントに応じてウエイト(サクセスウエイト)が積まれるが、開幕戦と最終戦のみでは全車サクセスウエイトなしでレースが行なわれる。ただ今回はシーズン中盤戦ながらノーウエイトでの戦いに。“ガチンコ勝負”ではトヨタ・GRスープラ、とりわけシリーズ2連覇中のau TOM'Sが圧倒的有利とされていた。
そのau TOM'Sは下馬評に違わぬ速さを見せた。土曜のレース1では、坪井翔が2番手スタートから優勝をもぎ取り、レース2でも山下が2番グリッドを確保。ポールシッターの福住仁嶺(14号車ENEOS X PRIME GR Supra)も決勝に向けて、「36(au TOM'S)は多分しつこい。スタートで抑えたとしても、後半異次元に速い」と警戒していた。
迎えたレースでは、確かに山下はしつこかった。オープニングラップをトップで終えた福住に離されることなく、2秒前後のギャップをキープしていた。そして後半になってその差をじわじわと縮めて最後には1秒差以内まで入ったが……ついぞオーバーテイクには至らなかった。
写真: Masahide Kamio
au TOM'Sがノーウエイト戦で優勝を逃したのは、タイヤトラブルによってレースを終えた2023年開幕戦岡山以来。以降4連勝していたが、その記録は途絶えることになった。
レースを終えた山下は開口一番「悔しい」と語り、福住に完敗だったと振り返る。曰く、乱流の影響を受けてなかなか前に近付けなかったという。
「仁嶺も速かったので、ついていくこと自体いっぱいいっぱいでしたが、その中でタイヤをうまく使うことはできていたと思います。ただ今回はいつもよりレースラップが速く、その分ダウンフォースも効いていますし、後ろにいくとなかなか近付けませんでした。タイヤの差が出てくる周回数であれば、もう少し(車両間での)差が出るかと思いますが……」
「1.5秒以内に入るとモロに影響しちゃう感じがあったので、勝負をかけられるのは最後の5周くらいだと思っていました。残り10周くらい、頑張ってとにかくフルプッシュで詰めていきましたが届かず。完敗です」
「こんなラップタイムで30周走ることは今までないので、体力的にもみんなすごく疲れていると思います。とにかく今回のスプリントは勝ちか負けかしかありませんから、本当に“負けた”という感じで、悔しいですね」
「勝てる力はあったと思うので、だからこそ全ては予選で決まったなと思います」
このように、予選が敗因になったと語る山下。福住には0.198秒届かなかったが、アタックで全力を出しきれなかったと感じている。
「自分が計測3周目でアタックしましたが、仁嶺は4周目でいっていました。そういう細かい違いでコンマ1秒変わりますから。計測3周目だと、タイヤがイマイチ温まりきっていなかったというのもあるので、全力を出しきれたかと言われると、ちょっと出しきれていません。だから余計悔しいですね」
写真: Masahide Kamio
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