予選レポート

スーパーGT 第7戦:オートポリス

Q2で雨が本降りに! トリッキーな予選を制したのは3号車Niterra Z。NISMO陣営がフロントロウに並ぶ|スーパーGT第7戦オートポリス予選レポート

スーパーGT第7戦オートポリスの予選は、3号車Niterra MOTUL Z(GT500クラス)と7号車CARGUY Ferrari 296 GT3(GT300クラス)がポールポジションを獲得した。

戎井健一郎

編集: 2025/10/19 0:24

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Atsushi Miyake, Daiki Sasaki, #3 Niterra MOTUL Z

写真:: Masahide Kamio

 10月18日、オートポリスでスーパーGT第7戦の公式予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのは、GT500クラスが3号車Niterra MOTUL Z(佐々木大樹/三宅淳詞)、GT300クラスが7号車CARGUY Ferrari 296 GT3(ザック・オサリバン/小林利徠斗)だった。

 最終戦を目前に控えた、タイトル争いの天王山となるオートポリス戦。今回は各車ハーフウエイトとなるため、サクセスウエイトにより大きな足枷を負っていたランキング上位陣も息を吹き返すはず。ここで大量ポイントを獲得できるかどうかが王座に向けて重要になってくる。

 レースウィーク土曜日は朝から雨が降ったり止んだりの不安定な天候。予選開始(14時45分)の20分ほど前に雨がコースを濡らしたが、予選が始まる頃には降っているか降っていないか……程度まで弱まった。最初に行なわれたGT300のQ1のタイムを見る限り、路面コンディションに大きな影響を与えるほどではなかったようだ。

GT500クラス

 公式練習では日産勢が速さを見せていたGT500クラス。その中でQ1トップタイムをマークしたのはホンダ陣営の64号車Modulo CIVIC TYPE R-GTだった。Q1を担当した大草りきは1分32秒623というタイムをマークし、僅差で肉薄した3号車Niterra MOTUL Z、19号車WedsSport ADVAN GR Supraを退けた。

 一方、ホンダ勢はダンロップタイヤを履く64号車Modulo以外は11番手〜14番手でQ1落ちという厳しい予選に。15番手はランキング3番手につける39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraで、タイトル争い生き残りに向けて大きな痛手となった。

 なお関口雄飛が駆る39号車は、アタック中に37号車Deloitte TOM'S GR Supraに引っかかる場面が映し出されていた。同じく37号車に引っかかる形となった38号車KeePer CERUMO GR Supraの石浦宏明は、セッション後TOM'Sのピットに向かい、37号車のドライバーである笹原右京と言葉を交わしていた。

 トヨタ5台、日産4台、ホンダ1台によるポール争いとなったGT500のQ2は、この日最後の予選セッション。ここに来て急激に雨脚が強まり、たちまち大きなウォータースクリーンがあがるようになる中、まずは14号車ENEOS X PRIME GR Supraの福住仁嶺が1分39秒台のタイムでトップに立った。他のドライバーはそれに肉薄するタイムを出せていない状況だった。

 そんな中、区間ベストのタイムでアタックしていたのがNISMO陣営の2台。23号車MOTUL AUTECH Zの千代勝正が1分39秒845でトップに立つと、今度は3号車Niterra MOTUL Zの佐々木大樹が1分39秒460でさらにそれを塗り替えた。雨脚は強くなる一方であり、NISMOのワンツーで予選は幕を閉じた。

 3番手につけたのは、首位と8ポイント差のランキング2番手につける14号車ENEOS。一方でポイントリーダーの1号車au TOM'S GR Supraは7番手に終わった。

GT300クラス

 2組に分かれるGT300のQ1は、まずA組からスタート。第5戦鈴鹿のウイナー、第6戦SUGOのポールシッターであり、タイトル争いにも顔を出している7号車CARGUY Ferrari 296 GT3のオサリバンが1分44秒056でトップタイムをマークした。

 2番手タイムを出したのは61号車SUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人だったが、61号車はセッション終盤にエキゾーストから火を噴きながらストップ。今季マシントラブルに悩まされ続けるスバル井口の表情も悲痛であった。

 オイル処理の関係で15分遅れでスタートしたQ1のB組も、雨がぱらりぱらりと落ちる微妙なコンディション。午前の公式練習でトップだった0号車VENTENY Lamborghini GT3の元嶋佑弥が、好調をキープして1分44秒465でトップ通過を果たした。そして塩津佑介が駆る5号車マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号が僅差の2番手につけた。

 ランキング上位のチームが順当にQ2に駒を進める中、前戦SUGOでマシンが大破し、別個体の車両でレースに臨んでいる777号車D'station Vantage GT3はタイムが伸びずQ1でノックアウト。ランキング4番手につける彼らは後方グリッドからの追い上げを強いられることになった。

 18台がポールポジションを巡って争うQ2は、やはり0号車のウラカンが1分44秒619と他を寄せ付けないタイムでトップに。ドライバーの小暮卓史はそのタイムをさらに1分44秒070まで縮め、ポールポジションは確実かに思われた。

 しかし、後続でそれよりも速いタイムで周回していたのが7号車CARGUYの小林。そのタイムは1分43秒496と、ただひとり1分43秒台に入れ、2戦連続でのポールポジションを獲得した。

 前年王者の0号車VENTENYが復活を予感させる2番手で、3番手は2号車HYPER WATER INGING GR86 GT。ポイントリーダーの65号車LEON PYRAMID AMGは4番手だった。

写真: Masahide Kamio

 

 

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