スーパーGT 第3戦:セパン

ウエイト70kg+接触でビリに落ちても7位。“最恐”au TOM'Sが次戦足枷を解かれる「ガチンコ勝負でぶっちぎれるように」

スーパーGT第3戦セパンで7位に入った1号車au TOM'S GR Supra。坪井翔は、スタート直後の接触でスピンしなければ、表彰台争いもできたのではと語った。

戎井健一郎

編集: 2025/06/29 3:26

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#1 au TOM'S GR Supra

写真:: Masahide Kamio

 開幕戦岡山で優勝、第2戦富士で2位。スーパーGT・GT500クラス3連覇に向けてこれ以上ない快調なスタートを切った1号車au TOM'S GR Supraは、70kgものサクセスウエイトを課された(実際には車載ウエイト36kgと燃料流量2段階ダウン)第3戦セパンを7位でフィニッシュした。

 そのサクセスウエイトを考えれば7位は上出来な結果と言えるが、これはスタート直後のスピンで最後尾に回った中でのリザルト。このアクシデントがなければ、さらに上位を狙えた可能性もあった。

 スピンがあったのは、大きく右に切り込むターン1を抜けて、下りながら左に旋回するターン2。スタートドライバーの坪井翔は8番グリッドから前を伺おうとしていたが、ターン2への進入で、後ろを走る39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraの関口雄飛が止まれず追突。スピンをして後ろを向いたau TOM'Sはすぐにスピンターンして戦列に復帰したが、最後尾に落ちてしまった。

 なお、このアクシデントについてはDENSOスープラにドライブスルーペナルティが科されている。坪井はレース後、自分としてはできることはあまりなかったとして、同じトヨタ/TGR陣営同士の接触という意味でも不必要なアクシデントだったとの見解を示した。

「映像も見ましたが、割と距離が離れていました。例えば(DENSOが)横にいたのであれば、(イン側に動いた)自分が締めすぎだった、リスペクトが足りなかったということになると思いますが、今回は左リヤタイヤの後ろくらい、本当に(後端)ギリギリのところをヒットされているので、僕としてはできることはあまりなかったと思います」

Start action

Start action

写真: Masahide Kamio

「TGR陣営で接触して2台が後ろに下がった結果、100号車(ホンダ陣営の100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GT)が前に行ってしまったので、こういうレースをしてはいけないと思います。僕にできることもしっかり考えたいですが、陣営全体でもしっかり話し合って、こういうことを起こさずTGR勢でタイトル争いができる仕組みを作りたいです」

 このように1周目から厳しい状況に置かれたau TOM'Sだったが、最終的には7位まで追い上げた。坪井も、中団でレースを展開することができれば、表彰台も狙えたという手応えを持っている。

「2リス(燃料流量2段階ダウン)なので、15位に落ちてしまうとコース上では抜くのは難しかったです。ただ4〜6番手の周辺でレースができていれば、2リスの場合ピット(給油時間)で稼ぐことができますし、単独走行のペースも速かったので、そういったタラレバの話をすると、かなり前の方でレースができたと思います。だからこそめちゃくちゃ悔しいレースになりました」

「僕たちは(接触がなければ)12号車の近くにいたはずですが、最後に100号車(STANLEY )が3番手だった12号車(TRS IMPUL with SDG Z)を抜いています。僕や山下(健太)選手のペースを考えると、僕たちもああいうシチュエーションになってもおかしくないパフォーマンスだったと思います。タラレバの話になってしまいますが、表彰台争いもできたのかなと」

 8月に行なわれる第4戦富士スプリントは、ノーウエイトでの勝負となることが決まっている。元来スーパーGTでは、ポイントリーダーはシーズン中盤戦に大きな足枷を負って苦しい戦いを強いられるのが常だが、このフォーマットはau TOM'Sにとって確実に追い風になると言える。

「この間(第2戦富士)も40kg積んで2位でした。2リスでこれだけのレースができるのであれば、ノーウエイトのレースは必然的に優勝争いができると思っています。2連勝して100kg超えたいですね」

「山下選手、チームと共に今日の悔しさを爆発させて、ノーウエイトのガチンコ勝負でぶっちぎれるように頑張るだけです」

 

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