実は“3台のアクシデント”ではなかった。スーパーGT第6戦SUGOで起きた戦慄クラッシュの詳細
スーパーGT第6戦SUGOでは、3台のマシンが大破するアクシデントが発生した。しかし、実際には4台のマシンが絡むアクシデントだったようだ。
#777 D'station Vantage GT3
写真:: Motorsport.com / Japan
スポーツランドSUGOで行なわれたスーパーGT第6戦は、レース中盤にホームストレート上で複数台が絡むビッグクラッシュが発生し、赤旗中断となった。中継映像では事故の全てがカバーされていたわけではなく、その原因については把握しづらい状況であったが、取材によってその輪郭が見えてきた。
まず、アクシデントによって大破し、ホームストレートで止まっていたのは3台。GT500クラスの64号車Modulo CIVIC TYPE R-GT(大草りき)、GT300クラスの20号車シェイドレーシング GR86 GT(平中克幸)、777号車D'station Vantage GT3(藤井誠暢)だ。3台は大きく損傷していたにもかかわらず、ドライバー3人はいずれも自力でマシンから降り無事だった。
そして中継のリプレイ映像では、ホームストレートを上ってきた64号車Moduloが、横を向いてピットレーン入口に向かってコースを横断する形となった20号車シェイドを避けきれず、ピットレーン入口のバリアとシェイドのマシンに挟まれてクラッシュした姿が映し出されていたが、実はその前には777号車D'stationと31号車apr LC500h GTが接触しており、それが多重クラッシュの引き金になったようだ。
「前にアストンがいて、彼(藤井)は外側に飛び出したから、イン側にいた僕はそのまま追い抜こうとしたんだけど、気付いたら僕のリヤとぶつかっていた」
#31 apr LC500h GT
写真: Masahide Kamio
そう説明するのは、aprのマシンをドライブしていたオリバー・ラスムッセン。どうやら藤井はコース復帰の際にaprの左リヤと接触したようだ。これについては「危険なドライブ行為」と判定され藤井にドライブスルーペナルティが科されている(リタイアにつき未消化)。なおラスムッセンは自分の前にはD'stationの他に22号車アールキューズ AMG GT3がいたと証言しており、D'stationが外側に膨らんだ原因は上記2台の絡みである可能性もある。左リヤのホイールが割れて緊急ピットインしたaprは、その後クラッチにも不調をきたしてレースを終えている。
この接触によりアウト側のバリアにクラッシュしたD'stationのマシンからはタイヤが脱落。そのタイヤがシェイドのマシンに直撃し、コントロールを失ったところにModuloのマシンが接近し、上記のアクシデントに繋がった……という流れのようだ。
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