プレリュードGTのデビュー戦迎えたホンダ陣営、予選は“スープラ3強”に次ぐ4番手「進化を続けて、ライバルを上回る状態に早く仕上げたい」
スーパーGT開幕戦の予選では4番手が最上位となったホンダ陣営。まだ車両のポテンシャルを出し切る段階には至っていないという。
#17 Astemo HRC PRELUDE-GT
写真:: Masahide Kamio
岡山国際サーキットで行なわれている2026年のスーパーGT開幕戦は、ホンダの新GT500車両『HRC PRELUDE-GT』にとってデビュー戦となる。期待の新車両はいきなりポール獲得とはならなかったが、熟成され切ったトヨタ・GRスープラが上位を占める中で17号車Astemo HRC PRELUDE-GTが最上位の4番手に食い込んだ。
予選でトップ3に入ったのは、38号車KeePer CERUMO GR Supra、36号車au TOM'S GR Supra、14号車ENEOS X PRIME GR Supra。いずれも、昨年のGT500でランキング上位に入ったトヨタ勢だ。ホンダ勢はそこに割って入ることはできなかったものの、17号車Astemoが4番手、16号車ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTが6番手、100号車STANLEY HRC PRELUDE-GTが8番手に入った。
HRC(ホンダ・レーシング)でスーパーGTのLPL(ラージ・プロジェクトリーダー)を務める徃西友宏氏は、予選をこう振り返った。
「本日はホンダHRCプレリュードGTにとって初めての予選ということになりました。結果的には残念ながらトヨタの“3強”……と言いますか、3台のクルマの前に食い込むことはできませんでしたが、17号車はそのすぐ後ろのポジションに到達することができました」
「17号車の4番手は、セットアップ、ドライビング含め、うまくまとめることができた結果だと思います。その他4台のプレリュードに関しても、本日の走行から得られたデータを共有・活用していきますので、明日の決勝ではホンダ全車が上位に進出して、勝敗を争う展開になんとか持っていきたいなと考えています」
#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT
写真: Masahide Kamio
2020年にデビューしたGRスープラ、2022年にデビューした日産のZと比べ、プレリュードは今季導入されたばかり。ライバルからも伸びしろを警戒する声が挙がっているが、徃西LPLも「プレリュードの性能を引き出すという点では、まだまだ発展途上かなと思っています」として、「今後も進化を続けて、ライバル勢を上回る状態に早く仕上げていきたいという思いでやっております」と述べた。
また、今回の結果は想定できたものだったかという質問に対して徃西LPLは、概ね想定通りだと語る。やはりスープラの中で抜きん出たパフォーマンスを見せる車両は数台出てくるという見立てだったようだ。
「想定するのはなかなか難しいんですけども、トヨタ勢の中で頭ひとつ飛び抜けて速いクルマが何台かいる……ということは、この週末もあるだろうと想定していました」
「一方そのすぐ後ろに続く集団は結構僅差で、ちょっとしたミスやロスで順位が大きく変動することも想定していました。結果的に言うと、今日もその通りにはなったのかなと」
予選前のフリー走行ではショートランが中心だった印象のホンダ勢。ただ決勝に向けたセットアップの確認は進めてきたとして、決勝前のウォームアップ走行で最終確認をしたい構えだ。またタイヤ選択に関しても各車それほどバラけていないとのことだが、徃西LPLは「とはいえ同じレンジといっても履き替えるとパフォーマンスが異なることもあるので、1スティント目の周りの状況を見ながら次のタイヤを選ぶことになると思います」と語った。
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