小林利徠斗、GT500で30年ぶりのデビューウインなるか? PPで迎える決勝は「本当にどうしたらいいか分からない(笑)」と困惑気味
スーパーGT開幕戦岡山でポールポジションを獲得した38号車KeePer CERUMO GR Supra。小林利徠斗にとってはGT500デビューウインのチャンスだが、自分にできることは限られているとしてやや困惑気味だ。
写真:: Masahide Kamio
岡山国際サーキットで行なわれたスーパーGT開幕戦。GT500クラスのポールポジションは38号車KeePer CERUMO GR Supraの大湯都史樹、小林利徠斗組だった。これにより、今季からGT500に昇格した小林にとって、デビューウインに向けて絶好のグリッドを手にした形だ。
GT500デビュー戦での勝利となると、鈴鹿1000kmの第3ドライバーとして登録され、自身はドライブしていないもののチームが勝利したことで「記録上はデビューウイン」となった例はいくつか存在するが、正真正銘のデビューウインとなると全日本GT選手権時代の1996年、第1戦でのラルフ・シューマッハーと第3戦での竹内浩典まで遡る。そんな大記録に、20歳の若者が近付いているのだ。
予選で小林はQ1を担当。見事3番手タイムを記録して大湯にバトンを繋いだ。そしてQ2では、そのスピードに定評のある大湯が見事ポールを手繰り寄せた形だ。
「僕はQ1で3番手でしたので、そこはまず良かったかなと思います。途中で赤旗があったので、タイヤのピークを使い切れたかはちょっと微妙ですが、1周それなりにまとめることができました」
自身の予選をそう振り返る小林。先輩である大湯のポールを喜んだ一方で、「ポールを獲れるクルマで3番手か……という風に考えると、やっぱりその分足りてないのかなというところもあります。ドライバーとしての頑張りも必要ですし、良いクルマになったのも大湯選手のおかげなので、これからも少しずつ力になれるように努力していきたいです」と謙虚に語った。
昨年大湯と石浦宏明のコンビでランキング3位に入ったCERUMOからデビューを果たした小林。立川祐路監督も、「決して育てるために入れているのではなく、勝つための選択として入れています。彼の出来次第ではチャンピオンを狙えるところにいけると思っているし、そこにかかっています」とかなりの期待を寄せていることを明かしている。
写真: Masahide Kamio
小林本人も、「それだけ恵まれている環境だと思いますし、期待されているんだと思います。それだけ感じるものもあります」としつつ、「明日ポールスタートですからね……本当にどうしたらいいか分からないです(笑)」と困惑気味。スタートドライバーとフィニッシュドライバー、どちらがいいかと尋ねると「逆にどっちでも……(苦笑)。どっちも大変だと思いますからね」とのことだ。
小林は非常に冷静で、物事を俯瞰で捉える性格。今回のレースに向けても、自分の実力で出来る限りのことをするだけだと語った。
「申し訳ないんですけど、僕にできることは本当に限られているので、自分の実力を少しでも発揮して、良い経験を積んで、後々チームに貢献できればと思います」
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