原因不明のトラブルでエンジン交換のDeloitte TOM'S、決勝でも「ノーパワー」でまさかのガレージイン。何が起きていたのか
スーパーGT開幕戦岡山では、2日続けてトラブルに見舞われた37号車Deloitte TOM'S GR Supra。ドライバーとしては土曜と日曜で違った症状を訴えているという。
写真:: Masahide Kamio
岡山国際サーキットで行なわれたスーパーGT開幕戦は、4連覇を狙う36号車au TOM'S GR Supraが横綱相撲で優勝。一方で僚機37号車Deloitte TOM'S GR Supraは、2日続けてのトラブルで不本意な週末となった。
不運の連鎖は予選から始まった。Deloitte TOM'Sはジュリアーノ・アレジが予選Q1を担当したが、ラストアタックを前にガレージイン。予選13番手でQ1ノックアウトとなった。さらに、決勝に向けてはエンジンを交換……今季のスーパーGTはエンジンの年間使用数が1基に制限されているため、2基目を投入することになったDeloitte TOM'Sは決勝で5秒のストップ&ゴーペナルティを科された。
決勝ではペナルティの影響で後方でのレースを強いられながらも、ライバルと遜色のないペースで周回を重ねていたDeloitte TOM'Sだったが、アレジが走行していたレース後半に緊急ピットインし、10分ほどガレージで過ごす羽目となった。新しいエンジンに換装したにもかかわらずだ。
まさに踏んだり蹴ったりとなった週末について山田淳総監督に聞くと、土曜と日曜でドライバーは異なる症状を訴えており、さらにどちらも現状では原因を掴めていないため、困り顔といった様子だった。
まず、土曜のトラブルについて。
「昨日の予選では、スロットルが吹けない、振動がするという状況でした。これについてはTGR-Dの方も見てくれたのですが、まだ原因がよく分かっていません」
「この状況でレースは難しいということで、一応エンジンは交換することになりました」
一方、決勝ではアレジから「ノーパワー」という無線が飛んだという。
「『ん?』と思いましたね。ただ、『昨日とは違う。数馬力の損失をしているような気がする』という報告でした。それで一度ピットに入って、確認できるところは確認して、出ていったという形です」
次戦富士までのインターバルは3週間。その間にはスーパーフォーミュラのレースもある。限られた時間の中で原因究明に取り組まないといけない現状に、山田総監督も「すごく大変です」という。
レース直後、TOM'Sのピット。山田総監督(左から2人目)の元には、チームやトヨタの関係者による輪ができていた
写真: Motorsport.com Japan
「時間もない中で、早急に調べていかないと……難しいですね」
「本当に余裕がないので、どこまでできるのか、どこまで交換できるかも、なんとも言えないですね」
今週末はDeloitte TOM'Sもau TOM'Sと遜色ない仕上がりになっていたと山田総監督は言うが、2台体制のチーム内で明暗分かれるレースになってしまった。
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。