スーパーGT 第6戦:SUGO

ポールから善戦のModulo、接触によるパンクで勝負権逸す。フラガ「悔しい以外ない。ポテンシャルはあるので次こそ決めたい」

ポールポジションからスタートするも、悔しいレースとなった64号車Modulo HRC PRELUDE-GT。イゴール・オオムラ・フラガは、チームのポテンシャルアップは確かであり、次戦オートポリスこそ勝利を掴みたいと語った。

戎井健一郎

公開日時: 2026/09/20 10:12

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#64 Modulo HRC PRELUDE-GT

#64 Modulo HRC PRELUDE-GT

写真:: Masahide Kamio

 スーパーGT第6戦SUGOでポールポジションからスタートした64号車Modulo HRC PRELUDE-GTは、後半スティントで首位の座から落ちながらも終盤まで上位〜中団で粘りの走りを見せていたが、不運なタイヤバーストによって勝負権を逸する結果に終わった。

 今季ここまでノーポイントでSUGOに乗り込んだNAKAJIMA RACINGの64号車は、予選でポールポジションを獲得。2番手スタートから他車への追突もあり12位に終わった前戦鈴鹿のリベンジを誓った。

 前半を担当した大草りきは、スタート直後こそ17号車Astemo HRC PRELUDE-GTの野村勇斗から攻め立てられたが、タイヤが温まってからは順調な走りでトップをキープ。セーフティカーで各車のギャップがリセットされる中、33周でピットインしてイゴール・オオムラ・フラガに交代した。

 ただピットアウトしたフラガは、その前にピットインしていた17号車Astemoにアンダーカットを許しただけでなく、アウトラップのペースが厳しく2台、3台とオーバーテイクされてしまった。フラガは、「0から発進して、ある程度のところまで(のウォームアップ)が厳しくて。ピットから出て半周くらいがすごく厳しいですね」と振り返る。

#64 Modulo HRC PRELUDE-GT, #17 Astemo HRC PRELUDE-GT

#64 Modulo HRC PRELUDE-GT, #17 Astemo HRC PRELUDE-GT

写真: Masahide Kamio

 しかし、彼らはそこで終わらなかった。一時は9番手、10番手あたりまで落ちた64号車だったが、そこから息を吹き返し、フラガの好走によって事実上の4番手までポジションを戻してみせたのだ。ただその後はさらにペースの良いライバルの追い上げにも遭い、6番手で残り20周を迎えていた。

 今回のレースは時間帯によって特定の車両が速いタイミング、苦しむタイミングが目まぐるしく変わった印象だが、その要因についてフラガは次のように考察する。

「自分たちはファーストスティントでも結構グレイニング(ささくれ摩耗)が出ていました」

「昨日の公式練習からもそういう傾向がありましたし、他のチームで結構出ていました。そのグレイニングが出るタイミングや、出る度合いが交差したことにより、僕のペースが良い時に他のクルマがタレてきたり、逆にその後には逆転されたり……そういうことが起こったのだと思います」

 優勝争いからは少し離れた位置ではあったが、それでも上位を狙える走りを見せていた64号車。しかし66周目にアクシデントが発生する。フラガのマシンはSPインコーナーを飛び出し、そのままスロー走行でピットへ向かい、タイヤ交換を交換した。これは37号車Deloitte TOM’S GR Supraとのバトルで接触があったことによるタイヤバーストだったようだ。

「馬の背で37号車に抜かれた時に軽く接触があり、それで僕のタイヤのサイドウォールが切れてしまったようです」

「衝撃はそんなに大きくなかったので、普通に行こうとしてブレーキを踏んだ瞬間、ロックしてそのまま真っ直ぐいってしまいました。ぶつからなくて良かったです」

 結果的に64号車は12位に終わり、またしても入賞はならなかった。フラガはレースを振り返り、「悔しい以外の何物でもないですね。ポテンシャルは間違いなくあるのですが、細かいところでうまくレースの流れに乗れていなかったりします。パフォーマンスは高くなっている気がするので、頑張り続けるしかないですね」と語る。

 次戦オートポリスはまだ各車のウエイト差があり、2kgのサクセスウエイトで臨むNAKAJIMA RACINGとしても是が非でも勝利を掴みたいところだ。またタイヤサプライヤーのダンロップとしても、GT500で1台体制という苦しい状況で戦ってきた開発競争のラストイヤーを美しく締めくくるような好結果が欲しいところだろう。

 フラガは次戦に向けこう意気込んだ。

「去年もSUGOとオートポリスでは調子が良く、オートポリスでは1回テストすることができたので、パフォーマンスアップのための微調整をして持ち込むつもりです」

「確かに(サクセスウエイトが)軽いということもありますが、チーム全体としてパフォーマンスは確実に上がっていると思うので、そこを信じて次こそ決めたいですね」

 

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