65号車LEONが優勝も、4号車GSRが2014年以来のチャンピオン獲得

最終戦もてぎは、#65 LEON CVSTOS AMGが優勝。しかし3位に入った#4 グッドスマイル 初音ミク AMGがチャンピオンを獲得した。

 2017年スーパーGT最終戦もてぎの決勝が行われ、逆転チャンピオンを狙う#65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹/蒲生尚弥)が今季2勝目を挙げた。しかし、ポイントリーダーの#4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)が3位でフィニッシュしたことで、2014年以来のチャンピオンを獲得した。

 抜けるような秋空が広がるツインリンクもてぎは気温20度、路面温度24度。栃木県警の白バイやパトカーに加え、今週末スーパーGTとの”交流デモラン”を行ったDTM3メーカーの車両が先導する、豪華なパレードラップで最終戦の火ぶたが切られた。

 ホールショットを獲得したのは、ポールポジションの#4 グッドスマイル 初音ミク AMG(片岡龍也)。2番手に#55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一)が続いた。一方、3番グリッドの#65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹)は、ターン3で6番手まで後退し1周目を終えた。

 3番手に浮上した#25 VivaC 86 MC(山下健太)は、2番手の#55 ARTA BMW M6 GT3の1秒差に迫る。その間、トップの#4 グッドスマイル 初音ミク AMGは唯一の1分49秒台でラップを重ねじわじわと後続との差を開いていき、10周を終えた時点で約5秒のリードを築いた。

 激しいバトルが展開されたのは、4番手争いの#11 GAINER TANAX AMG GT3(ビヨン・ビルドハイム)と#33 D’station Porsche(スヴェン・ミューラー)。ミューラーは14周目の90度コーナーでアウト側から並びかけるが、ビルドハイムは接触しながらもこれを退けた。

 もっとも早いタイミングでピットに動いたのは、#4 グッドスマイル 初音ミク AMG。タイヤを交換し、16周終了時点で谷口信輝にステアリングを託した。しかし、同時にピットインしていた#33 D’station Porsche(藤井誠暢)がタイヤ無交換作戦を敢行したようで、ピットアウトの時点ですぐ背後に。タイヤが冷えている谷口はなすすべなく藤井にオーバーテイクを許した。

 #4 グッドスマイル 初音ミク AMGは、さらにリヤ2輪交換の#25 VivaC 86 MC(松井孝允)、フロント2輪交換の#65 LEON CVSTOS AMG(蒲生尚弥)にも先行を許してしまった。

 これでピットインした中でトップに立った#33 D’station Porsche(藤井誠暢)が優勝争いに名乗りを上げたかと思われたが19周目にスローダウンし、ピットに戻ってしまった。

 ピットアウトを終えた中では#25 VivaC 86 MCがトップだが、#65 LEON CVSTOS AMGと#4 グッドスマイル 初音ミク AMGがすぐ後ろを追走。一方で、逆転チャンピオンの可能性を残している#55 ARTA BMW M6 GT3と#51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3はピットストップを遅らせ、第1スティントを引っ張る作戦を選択した。

 #55 ARTA BMW M6 GT3がピットに入ったのは30周終了時点。ここでのピット作業は給油のみで、わずか20.8秒の作業時間でショーン・ウォーキンショーをコースに送り出し、事実上のトップを守ることとなった。

 続いて#51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3(坪井翔)もタイヤ無交換作戦でピットアウトするも、こちらは7番手と#4 グッドスマイル 初音ミク AMGの後ろでの復帰となった。

 全車がピットインを終えた段階で、首位は#55 ARTA BMW M6 GT3。その11秒後方には、#25 VivaC 86 MCを交わした#65 LEON CVSTOS AMGが2番手につけた。

 ペースが良い#65 LEON CVSTOS AMGは、徐々に#55 ARTA BMW M6 GT3のリードを削っていき、逆転王者のために優勝を狙っていく。ランキング3位の#65 LEON CVSTOS AMGが優勝した場合、#4 グッドスマイル 初音ミク AMGが4位以下なら逆転でチャンピオン獲得となる。

 重要な意味を持つ3番手争いは#25 VivaC 86 MC、#4 グッドスマイル 初音ミク AMG、#9 GULF NAC PORSCHE 911(ジョノ・レスター)の3台による接近戦。しかし39周目、#25 VivaC 86 MCがファーストアンダーブリッジ付近で突如ペースを乱し、6番手まで後退。これによって#4 グッドスマイル 初音ミク AMGが3番手に浮上した。

 残り5周を切った段階で、#65 LEON CVSTOS AMGが#55 ARTA BMW M6 GT3を視界に捉えると、みるみるうちにその差を詰め47周目には完全にテール・トゥ・ノーズ状態。軽く接触をしながらも2台はストレートで完全に横並びとなり、ターン1で#65 LEON CVSTOS AMGがトップに立った。

 逆転チャンピオンを目指し、できるだけのことはやってのけた#65 LEON CVSTOS AMG。トップでチェッカーを受け、獲得ポイントを72まで伸ばしたが、#4 グッドスマイル 初音ミク AMGが3位でフィニッシュ。#65 LEON CVSTOS AMGを5ポイント上回り、2014年以来のチャンピオンを獲得した。

 同じくチャンピオンの可能性を残していた#55 ARTA BMW M6 GT3は2位、#51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3は6位でレースを終えた。

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この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 Rd.8 ツインリンクもてぎ
サーキット ツインリンクもてぎ
記事タイプ 速報ニュース