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全員の健康状態を二重三重にチェック……SGT、徹底したコロナ水際対策で開幕戦へ

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全員の健康状態を二重三重にチェック……SGT、徹底したコロナ水際対策で開幕戦へ
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いよいよ今週末に開幕を迎える2020スーパーGT。新型コロナウイルス感染防止のため、大会2週間前から徹底した水際対策を講じ、シーズン初戦に臨む。

 7月18日~19日に富士スピードウェイで開幕を迎える2020シーズンのスーパーGTだが、新型コロナウイルス感染防止のためGTアソシエイションが中心となって、徹底的な感染防止および水際対策を行なっている。その具体的な部分についてGTアソシエイションでメディカルデリゲートを担当する山口孝治氏に訊いた。

 新型コロナウイルスの影響により3ヵ月遅れで開幕することになったスーパーGT。感染防止対策として当面は無観客で開催するほか、チームスタッフやレース関係、メディア関係者の人数も制限する厳戒態勢の中でレースが行なわれる。

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 さらにレースウィーク中にサーキットに入場する全関係者に対しては大会14日前から健康チェックを実施。毎日の体温や健康状態をGTAに提出することが義務付けられている。その情報はGTAメディカルデリゲートを務める山口孝治氏が毎日提出される2000件近い確認表の全てに目を通し、データ化しているという。

「(提出されたチェックリストを)見る分にはスマホでも見られるので、リアルタイムで確認していますが、詳細な部分も含めて資料としてまとめあげるとなると半日くらいかかりますね」

「基本的にExcel等でまとめて一覧を見られるようにしていますが、その中で1回でも異常が確認された人は“追跡者”ということで、その後も毎日チェックをして行きます。例えば調査開始日に37℃の熱があった人は翌日以降36℃に下がったとしても、レースの日まで毎日チェックをしていきます。6月の富士テストから各チーム、組織に“健康管理者”を設けていますので、もし異常が確認された場合は私からまずは健康管理者に詳細を確認するために連絡をします」

 motorsport.comの電話取材に対し、そう答えた山口氏。関係者の中で発熱などの症状が発生した場合は、事前に作成したガイドラインに沿って、出勤の停止要請や場合によってはレースウィーク中のサーキット入場を禁止する措置がとられる。そのガイドラインを運用し始めていくと当初予想していなかった新しい事象が発生することもあり、それに応じてバージョンアップをしながら感染防止対策に努めているという。

 さらに水際対策としてサーキットの入場ゲートで全関係者を対象に検温を実施。さらにそこで異常が確認された人がいた時のために山口氏もゲート脇で待機して、その場で症状確認ができるような体制をとっている。

「GTAでサーモグラフィを2台用意してくださいました。それに加えて非接触型の体温計も使って検温を行ないます。そこで発熱の症状があった場合は、私が診察をします。そこで酸素飽和度を測定したり、呼吸の音を確認します。さらに検温を再度行ない問診もします。それで異常がなければ(サーキットに)入れるということになります」

「コロナのようにウイルス性肺炎の場合は、“空咳”をする人が多いので、そういうところも注意深く見るようにしていますね」

 これらの確認を毎日1500人以上を対象にして行なうというのは、とても大変なことだ。それでも、妥協することなく徹底した対応を取ることが、水際対策においては重要なことだと山口氏は語る。

「(新型コロナウイルスは)まだワクチンもなく治療薬もない、検査についても再現性が100%あるわけでもありませんし、抗体検査についても50%くらいしかないわけです。世の中でも色々な話が出て混乱もしていますが、僕は感染対策というのは“防御こそ攻撃”です。万が一(集団の中)感染している人が混ざっていたとしても、その人が飛沫を起こさない、さらに周りの人がしっかりとプロテクトをする。それが徹底されていてば基本的にだれも問題にならないわけです。ウイルスの恐さを知って、きちんと感染防御に努めるというのが僕は一番重要だと思っています」

「だからこそ、こうして二重にも三重にも網を張って『ひとつ目、ふたつ目がクリアできても、みっつ目で引っかかったらダメだよ』というふうに徹底する。これこそが感染防護の水際対策において初歩だし基本だと思います」

 そして山口氏は、GTAのスタッフ全員が同じ意識で一丸となって対策徹底に努められていることも感染防止の観点では欠かせないことだと語った。

「基本的に誰が考えたことを、みんながひとつになって進めていかなければうまくいきません。仮にこれでひとりでも反対する声があって中から崩してしまうと、この話は成立しません。GTAとしても資金と人を出し、私の発言に対しても真摯に向き合ってくれています。みんなで一丸となって進んでいます。これは本当にありがたいことです」

 緊急事態宣言が解除されたとはいえ、新型コロナウイルスの感染者数は再び増加傾向にあり、東京でも7月17日に293人の感染者が新たに確認されるなど警戒する動きが強まっている。山口氏も開幕を前に「いよいよレースが始まりますが、ここからしっかりと引き締めていく時期だと思っています」と、より一層の緊張感を高めている様子だった。

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この記事について

シリーズ スーパーGT
イベント 第1戦 富士
執筆者 吉田知弘