
前回のスーパーGT第6戦オートポリスで体調不良により急きょ決勝レースを欠場したジェームス・ロシターだが、今週末の第7戦SUGOは問題なく参戦できそうだ。
スポーツランドSUGOで開催される2019スーパーGT第7戦SUGO。#12 カルソニック IMPUL GT-Rのジェームス・ロシターは心配されていた体調も回復し、今回のレースには予定通り参戦できることになった。
2週間前にオートポリスで行われた第6戦で、ロシターは予選後に右耳の不調を訴え、急きょ決勝レースを欠場。その代役として千代勝正が佐々木大樹とともに12号車をドライブした。
チームはロシターの状況について、深刻なものではないが次戦(SUGO)に影響が出ないよう決勝を欠場させる判断を下したという。
当時の状況を、ロシターはこのように語った。
「右耳に問題があって、予選が終わった後に病院へ行って検査した。そこで医者は日曜日のレースに参加しない方が良いという結論を出した」
「その時はすごいフラストレーションを感じた。だけど、ドクターも最善の判断をしてくれた。みんなにとっては難しい決断ではあったけど、その判断に従った。そのおかげですぐに回復して、オートポリスのレースが終わった2日後には耳も普通の状態に戻った。最終的に良い判断をしてくれた関係者たちに感謝している」
体調が回復したロシターは、ヨーロッパに戻ってフォーミュラEのテストにも参加。SUGO戦に向けてロシターはドクターの再チェックを受け、そこで問題はなかったとのこと。マシンや機材の搬入が進むサーキットに元気な姿をみせ、関係者らと談笑していた。
今回はウエイトハンデが半減され12号車は16kgと軽い状態で臨むことになるが、ロシターはチームのために良い結果をもたらしたいと意気込んでいた。
「またここに戻ってくることができてとても嬉しいし、この問題を迅速に解決してくれたチームやニスモ、そしてGTAに感謝したい」
「正直、今回はどうなるか分からない。8月のテストでは良い手応えを感じられなかった。そこから色々なものも変わっているし、天候も考慮してタイヤも選んできている。全ての要素を活かすことができれば、表彰台や優勝に手が届くかもしれない」
「非常に高いモチベーションを持って今回のレースを迎えられている。それを原動力にしてチームインパルに勝利をもたらしたい」