塚越広大、パーツ刺さるトラブル知らされず「クルマが耐えてくれた」

スーパーGT開幕戦GT500クラスの優勝を飾った#17 KEIHIN NSX-GTは、終盤パーツがマシンに突き刺さるトラブルは知らされなかったと明かした。

 岡山国際サーキットで開催された2018シーズンのスーパーGT開幕戦。#100 RAYBRIG NSX-GTとの熾烈な同門対決を制して優勝した#17 KEIHIN NSX-GTの塚越広大は、レース終盤にパーツがマシンに突き刺さるトラブルについて、知らされていなかったと明かした。

塚越広大と小暮卓史
優勝トロフィーを掲げる塚越広大と小暮卓史

Photo by: Masahide Kamio

 2010年の第5戦SUGO以来の優勝を飾ったKEIHIN REAL RACING。スタートを担当した小暮卓史は「チーム始め、多くの方々の協力の下で優勝できたのが本当に心から嬉しく思っています」と記者会見で喜びを語った。

 レース後半を担当した塚越も「テストから流れも良くて、ポールポジションも獲った中で、ちゃんと結果を残せたということがチームにとっても僕にとってもすごい力になっていくと思います」と優勝を噛み締めている様子だった。

 ポールポジションからスタートした#17 KEIHIN NSX-GTは、後方から迫るマシンもある中でトップをキープ。37周目に#1 KeePer TOM’S LC500に先行を許すも、のちにピットで逆転を果たした。

 #17 KEIHIN NSX-GT優勝の最大の障害だったのが、タイヤ無交換作戦でタイムを稼いでいた同門の#100 RAYBRIG NSX-GTだったと言える。塚越は、レースのポイントについて次のように語った。

「ウォームアップが悪い中で大変だったと思うんですけど、小暮さんが1周目にトップを守ってくれたのが大きかったです。小暮さんが良い走りをしてくれたので、僕も頑張らなくちゃいけないという思いがすごくありました」

「ピットを出たら100号車が前にいたんですけど、それがなんでか理解できなかったです。後々タイヤ無交換だと知らされましたが、とにかく抜かなくちゃいけない。タイヤのウォームアップが終わって、勢いがあるうちにオーバーテイクできたことが今回のポイントなんだと思います」

 レース終盤、他車のパーツが#17 KEIHIN NSX-GTのフロントグリル付近に突き刺さるトラブルが発生。まるでツノが生えたようなその見た目に、見守るしかない小暮は「かなりソワソワして、トレーラーとかピットを行ったり来たりしてました」と語っていたが、塚越本人はトラブルを知らずに走行していたという。

「正直、僕は“ツノ”が生えていたのは知らなくて、チームからも無線はありませんでした。多分、余計な心配をかけないようにドライバー経験のある(チーム監督の金石)勝智さんが配慮してくれたんだと思います」

「いつ刺さったのかも分からないし、後半はハンドリングがきつかったりもしたんですけど、どこまでその影響があったかは分からないです」

「クルマは生き物じゃないですけど、耐えてくれたというか僕たちの気持ちを一緒に最後まで運んでくれたのかなと思います」

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この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 2018 スーパーGT第1戦 OKAYAMA GT300km RACE
サーキット 岡山国際サーキット
記事タイプ 速報ニュース