テスト好調の日産陣営、慎重な姿勢崩さず。涙を呑んだ昨年の雪辱なるか

シェア
コメント
テスト好調の日産陣営、慎重な姿勢崩さず。涙を呑んだ昨年の雪辱なるか
執筆:
2019/04/12 10:44

スーパーGTに参戦する日産系チームの松村基宏総監督と、#23 MOTUL AUTECH GT-Rの松田次生が、開幕戦に向けた意気込みを語った。

 岡山国際サーキットでの2019シーズンのスーパーGT開幕戦を控え、テストで好調だった日産系チームを統括する松村基宏総監督と、#23 MOTUL AUTECH GT-Rの松田次生は「蓋を開けて見なければどうなるか分からない」としながらも、ある程度の手応えを掴んでいるのが伺えた。

 昨年は最終戦もてぎを前に、タイトル争いに1台も残れないという屈辱を味わった日産陣営。その悔しさをバネに、体制を大きく刷新し2019シーズンを迎えている。

 シーズンオフに各サーキットで行われたテストでは、#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ジェームス・ロシター)が毎回のようにトップタイムを叩き出し、#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)も同じく上位に顔を出すなど、その好調ぶりが注目の的となった。

 ただ、テストはあくまでテスト。松村総監督に開幕戦の意気込みを訊くと、他の2メーカー(レクサス、ホンダ)との力関係はまだ分からないと答えた。

「昨年悪かったところというのは分かっていて、それを直すことはやってきましたが、それが他の(メーカーの)ところまで到達したかは分からないです」

「周りがどういう走行プログラムで走っているかは分かりませんからね。下手をすれば2戦目が終わっても(力関係が)分からないかもしれません」

 昨年までは、陣営の中でも”エースチーム”である#23 MOTUL AUTECH GT-Rのパフォーマンスが一歩リードしている印象もあったが、今季は陣営の4台が近い戦闘力を発揮できると、松村総監督は考えている。

「仕上がりは各チームともそれほど悪くはないと思います。みんな予定通りテストをやってきたので、4チームの走りのレベルを近いところに持ってくることができていると思います。あとは他のメーカーがどこにいるかです」

「楽しんでもらえるレース、喜んでもらえるレースをしたいという気持ちは変わらないので、一生懸命頑張ります。私は3メーカーが接戦になると嬉しくないですが(笑)、ファンにとってはそうなると面白いですよね」

 テストではセットアップの見直し、タイヤの合わせ込みに取り組んだという#23 MOTUL AUTECH GT-Rの松田も、開幕戦を前に慎重な姿勢を崩さなかった。ただタイトルを争う上で、同じ日産陣営の中でも#12 カルソニック IMPUL GT-Rが強敵になると語った。

「クルマ自体は悪くありません。周りが本気出しているかどうかが分からないので、予選が終わるまでは勢力図は分かりません。テストは順調に来てるので、自分たちがやってきたことが間違っていないということを示して、レースをしっかりとまとめられるようにしたいです」

「(日産陣営の)みんなでチャンピオン争いに絡むのが理想だと思います。ただ12号車がブリヂストンタイヤとのマッチングがすごく良くなっている感じがするので、そこは強敵になると思っています」

 いよいよスタートするスーパーGTの2019シーズン。昨年涙を呑んだ日産陣営がどんな戦いを見せるか。今季の見逃せないファクターとなりそうだ。

次の記事
GT300連覇に向け……王者65号車の黒澤治樹「今年も取りこぼしのないレースを心がけていく」

前の記事

GT300連覇に向け……王者65号車の黒澤治樹「今年も取りこぼしのないレースを心がけていく」

次の記事

坪井翔、念願のGT500フル参戦1年目へ気合い十分!「記憶に残る開幕戦にしたい」

坪井翔、念願のGT500フル参戦1年目へ気合い十分!「記憶に残る開幕戦にしたい」
コメントを読み込む

この記事について

シリーズ スーパーGT
イベント 第1戦:岡山
執筆者 松本 和己
まずは最新ニュースを読む